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総合ニュース
2019/09/04
近畿整備局、6企業が技術説明 マッチングイベント
近畿地方整備局は8月30日、大阪市中央区の大阪合同庁舎第1号館で現場ニーズに応えるため最新技術の導入に向けた「マッチングイベント」を開催した。各事務所からの現場ニーズに対しての技術シーズについて技術開発者から内容説明を行った。
近畿地方整備局では、「新技術の発掘」や「企業間の連携」を推進し、新技術の開発促進、普及拡大を図ることを目的に、現場ニーズと技術シーズをマッチングさせる取り組みを今年度より行っている。18年度に各事務所より建設現場のニーズを募集し、26ニーズに対する技術(シーズ)の公募を行い、5件の現場ニーズに対し6技術の応募があった。9月にマッチング結果の公表後、20年1月から現場試行を行う予定。現場ニーズと技術シーズは次の通り。
▽道路の路面凹凸状況と位置情報を自動記録したい(奈良国道事務所)=ニュージェック(IRIワイヤレス路面測定技術)、朝日航洋(一般走行車両の走行データを活用した路面性状配信サービス)▽樹木の伐採を不要とした測量を実施したい(福知山河川国道事務所)=パスコ(高密度航空レーザ測量と地盤抽出システム)▽土砂災害後の監視観測を少ない機器で行い避難指示の解除のため迅速な判断を検討するためのデータを取得したい(紀伊山系砂防事務所)=古野電気(GNSSを利用した自動監視・観測技術)▽掃除機ロボットのような除草ロボットがほしい(福井河川国道事務所)=ハスクバーナ・ゼノア(ロボット芝刈機オートモア)▽急勾配の箇所でも作業できる除草マシーンがほしい(木津川上流河川事務所)=レンタルコトス(スパイダー・無線遠隔操作斜面対応フリーグラスチョッパー)。