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総合ニュース
2019/09/02
インフラメンテ国民会議近畿本部、第7回フォーラム 4テーマで技術募集
インフラメンテナンス国民会議近畿本部は8月27日、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で第7回フォーラムを開催した。「路面性状調査技術」など5つのテーマで、近畿地方整備局や自治体、民間企業などから94人が参加して、ワークショップ形式による討議を行った。
冒頭、国土政策研究会理事兼関西支部事務局長の片岡信之インフラメンテナンス国民会議実行委員近畿本部フォーラムリーダーは「施設管理者から社会インフラの維持管理の課題とそれらを解決する技術と発想のマッチングに向けて開催する。テーマ毎に施設管理者と民間企業が同じテーブルで課題の整理、どのような条件で技術が必要などについて、活発に議論してほしい」とあいさつした。
フォーラムでは▽路面性状調査技術▽防火水槽の劣化度を確認し、長寿命化を図る技術▽伐採後に樹木の再繁茂を抑制する技術▽歩道橋における化粧パネル裏の点検技術▽人道吊橋のメインケーブル維持管理技術―の5つのテーマをグループに分かれて意見交換した。そのうち、伐採後に樹木の再繁茂を抑制する技術を以外の4テーマについての技術を9月中旬に募集する。
フォーラム後、近畿情報ワーキング長の坂野昌弘関西大学教授は「国民会議の取り組みを通して誰が見ても良い技術を発掘したい。地元の業者が活用できるような技術を継続的に利用していくことで、維持管理ビジネスは地域の活性化につながる。新しい技術を発展させニーズ側とシーズ側がWIN―WINの関係になっていってほしい」と期待をよせた。