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総合ニュース
2019/07/17
近畿ブロック発注協幹事会、施工時期等の平準化に向けた取り組みを推進
近畿地方整備局や地方公共団体など近畿管内の各発注機関が公共工事の品質確保の促進向けた連携・支援等についての情報共有や意見交換等を行う近畿ブロック発注者協議会第19回幹事会が12日、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で開かれた。施工時期等の平準化に向けた取り組みについて意見交換した。
冒頭、幹事長の橋本雅道近畿地方整備局企画部長は「施工時期等の平準化やシステム等の標準化・共有化などをさらに進めていきたい」とあいさつした。
19年度の近畿ブロック発注協の取り組みとして、工事の性格、地域の実情、自然条件、週休2日の確保等による不稼働日等を踏まえた適切な工期を設定の上、発注・施工時期の平準化に努めていく。施工時期等の平準化に対する現状や課題、要望などの各市町村へのアンケートをもとに意見交換を行った。
施工時期等の平準化では、府県・政令指定都市において、債務負担行為の活用は100%実施しており、柔軟な工期設定や速やかな繰越手続き、積算の前倒しは19年6月でいずれも73%に上昇した。市町村において、19年6月では債務負担行為の活用は34%、速やかな繰越手続きは36%、早期執行の目標設定が56%に上昇した。
施工時期等の平準化の近畿ブロック発注協の目標として、債務負担行為の活用、柔軟な工期設定、速やかな繰越手続き、積算の前倒し、早期発注のための目標設定の取り組みを積極的に導入し、前年度を超える目標値を定め平準化を推進する。