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総合ニュース
2019/07/10
阪神高速、淀川左岸線建設事務所を開設 淀川左岸線2期・延伸部事業の推進
阪神高速道路は、淀川左岸線2期事業・淀川左岸線延伸部事業の早期工事着手とさらなる事業の推進を図るため、大阪建設部(大阪市港区)に淀川左岸線建設事務所を開設した。淀川左岸線建設事務所は淀川左岸線2期・延伸部事業の建設工事等を担当する。
淀川左岸線2期・延伸部事業は、都市再生プロジェクトとして位置づけられ、大阪都市再生環状道路の一部を構成する。淀川左岸線延伸部事業は大阪市北区豊崎6~門真市稗島間の延長約8・7㌔。大深度地下使用が計画されている。16年4月に国と西日本高速道路、阪神高速道路の合併施行方式として事業化した。
淀川左岸線2期事業は大阪市此花区高見~北区豊崎までの延長4・4㌔。4車線でトンネル構造、ランプ部は堀割構造と高架構造を計画。換気所を海老江北入口と豊崎出入口の2か所に設置し、豊崎換気所は延伸部換気所との合築として、東側に配置する。06年9月に都市計画事業認可し、大阪市と阪神高速道路の合併施行方式として事業を進めている。
大阪市は、18年10月に仮堤防工事に着手した。阪神高速道路は、大阪市からの受託工事の同社発注第1弾となる海老江工区開削トンネル工事を鹿島と6月に契約を結んだ。今秋以降の工事着手に向けて、協議を進めている。
8日には、標札披露が行われ、石原洋大阪建設部長、坂井康人淀川左岸線建設事務所長が出席した。石原部長は「大阪市から委託を受けた海老江工区開削トンネル工事の契約を結んだ。これを受けて、工事着手に向けて動きだすこととなり、大阪建設部内に淀川左岸線2期・延伸部事業の建設工事を最前線で担当する部署として淀川左岸線建設事務所を立ち上げた。今後は、事務所を中心に早期の現場着手をすべく検討を進めていく。工事の実施にあたり、沿線地域の皆さんの理解と関係機関の協力を得て、安全にも配慮し、一刻も早い完成に向けて努力していく」と述べた。