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総合ニュース
2019/07/03
近畿整備局が研究発表会、優秀賞23課題、奨励賞12課題
近畿地方整備局は6月27、28日、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で19年度近畿地方整備局研究発表会を開催し、2日間で約650人が聴講した。6部門115課題の業務・研究等の研究発表を行われ、優秀賞23課題、奨励賞12課題を選定し表彰した。
研究発表会では、社会資本整備の推進などに取り組んでいる民間企業、地方公共団体、整備局等から一般部門(安全・安心Ⅰ)、一般部門(安全・安心Ⅱ)、一般部門(活力)、イノベーション部門Ⅰ、イノベーション部門Ⅱ、アカウンタビリティ・行政サービス部門の6部門115課題の業務・研究等の成果を発表した。
28日には、元宮津市危機管理監の三宅孝幸氏による「小規模自治体における災害対応」の特別講演が行われた。また、近畿地方整備局若手職員がインフラ整備やまちづくりについて日頃抱いている「職員の描く近畿のゆめプロジェクト発表会」が行われ、局長賞など13プロジェクトを表彰した。優秀賞の論文名と発表者は次の通り(敬称略)。
〈一般部門(安全・安心Ⅰ)〉
▽「らくらく点検システム」による道路橋定期点検の課題解決を目指して=岩戸寿明(兵庫県まちづくり技術センターまちづくり推進部市町計画課)▽平成30年2月豪雪を踏まえた取り組みについて=田中幹(福井河川国道事務所敦賀国道維持出張所)▽大野木志賀谷長浜線(長岡BP)信号交差点へのラウンドアバウト導入検討=上月真人(道路部道路計画第一課)、中島智史(湖東土木事務所)▽街路樹リノベーション計画~量的豊かさから質的豊かさへ~=守宏美(兵庫県淡路景観園芸学校)。
〈一般部門(安全・安心Ⅱ)〉
▽阪神大水害から80年の取り組みについて~個人の記憶を社会の記憶に~=近藤浩明(六甲砂防事務所調査課)、矢野治(同)▽特定天井の耐震改修について=酒井翔平(奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局県有施設営繕課)▽まるごとまちごとハザードマップを発展させた取り組み~水害を我が事として備える仕組みづくり~=富岡祥平(福井河川国道事務所河川管理第一課)▽景観に配慮した塔の島地区河川改修事業について=川淵孝之(河川部河川計画課)。
〈一般部門(活力)〉
▽播但連絡道路の料金施策を通した交流促進~観光交流による地域活性化~=山根彬寛(兵庫県県土整備部土木局高速道路推進室)、齊藤俊洋(兵庫県道路公社技術部経営企画課)▽建築、土木、機械設計の連携による景観・環境を両立した設計への挑戦について=中安真也(琵琶湖河川事務所工務課)、竹内和輝(兵庫国道事務所工務第二課)▽地縁団体のまちづくり意識の醸成過程に関する分析~空き家をテーマとした勉強会を通して~=森喜彦(兵庫県中播磨県民センター姫路土木事務所まちづくり建築第1課)▽野洲川自然再生事業の地域連携から育む河川管理について=古賀裕英(河川部河川環境課)、髙木早智(琵琶湖河川事務所河川環境課)。
〈イノベーション部門Ⅰ〉
▽河川内の状況を把握する三次元表示システムについて=井上 恭介(浪速国道事務所 淀川左岸線延伸部出張所)、間野耕司(パスコ 事業統括本部新空間情報部)▽法面対策工事における三次元測量技術の活用検討=竹内信(滋賀県長浜土木事務所木之本支所道路計画課)、岡野聡(滋賀県道路公社道路部道路整備課)▽ICTを活用した職員支援システムの導入効果とさらなる利活用=中嶋恵美(水資源機構琵琶湖開発総合管理所総務課)。
〈イノベーション部門Ⅱ〉
▽技術提案交渉方 名塩道路城山トンネル工事の取り組みについて=中野陽平(兵庫国道事務所工務第一課)▽水圧変動下での鋼管矢板による大水深締切について=加藤達也(浪速国道事務所工務課)▽足羽川ダムにおける堤体部のひび割れ抑制対策について=山﨑健司(河川部河川工事課)。
〈アカウンタビリティ・行政サービス部門〉
▽成年後見人を市町村長からの申立てにより選任し契約締結に至った事例=吉田楓(淀川河川事務所河川環境課)▽近畿地方整備局総務部におけるRPAの活用に向けた取り組みについて=長谷川堅(総務部厚生課)、松岡利以子(京都国道事務所京都第一維持出張所)▽インターンシップの新たな試み~高校生インフラツアー企画提案コンテスト~=中山郁大(兵庫県東播磨県民局加古川土木事務所道路第2課)、松田 明香(兵庫県東播磨県民局加古川土木事務所河川砂防課)▽住民意思に基づく8000件の公共事業で地方自治に新たな方向性=杉谷和弘(京都府建設交通部指導検査課)▽道路損傷復旧における原因者施工の試行について=松岡未穂(滋賀国道事務所用地第一課)。