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総合ニュース
2019/05/23
近畿整備局、ダイヤモンド工事業協組 緊急災害応急対策で協定締結
近畿地方整備局とダイヤモンド工事業協同組合は22日、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で「災害時における近畿地方整備局所管施設等の緊急災害応急対策に関する協定」を締結した。
南海トラフ地震など大規模災害が発生した場合、倒壊した構造物などを切断・解体して撤去する等の特殊な工法を用いることにより、迅速かつ円滑な災害復旧を行う事ができる。災害による近畿地方整備局所管施設等の緊急応急対策に関わる特殊工法の調達に関する協定を締結する。これにより、ダイヤモンド工事業協同組合の会員(全国93社)から特殊な工法を迅速に確保することが可能となり、早期復旧につながる事が期待される。
同組合は、阪神・淡路大震災においても、崩落した高架道路の橋梁床版や高欄を切断し撤去して、速やかな復旧に尽力した。
協定締結式では、ダイヤモンド工事業協同組合の山下哲男理事長は「公共事業に携わる専門工事業者として、これからのインフラ整備に活用していただければ幸いである」、近畿地方整備局の黒川純一良局長は「組合が持っている高度な技術を、災害時には発揮していただきたい。協定により、被害拡大防止や被災施設の早期復旧に繋がっていくことを期待している。災害発生時には、緊密な連携をお互いにとり、より一層、迅速で的確な災害対応に努めていきたい」と述べた。