気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2019/05/22
淀川水系51市町村、治水安全度向上へ提言 淀川水系河川整備促進大会
淀川水系の51市町村(淀川流域市町村)は20日、淀川水系河川整備促進大会を開いた。淀川水系全体の治水安全度をより一層向上させるため、共同で近畿地方整備局に緊急提言を行った。
主催者を代表して、濱田剛史高槻市長は「昨今の気候変動に伴う自然災害は、ひとたび発生すれば甚大なものとなり、このような災害は全国のどこで発生してもおかしくない状況にある。住民の生命と財産を守ることは、自治体を預かるものの使命であり、そのため、集結した淀川水系市町村は、治水事業が促進できるように関係者が一丸となって取り組むことをあらためて決意した」とあいさつした。続いて、黒川純一良近畿地方整備局長は「大正・昭和・平成と、何度も大きな災害を受けながら、それを耐えるように140年以上にわたって、着実に淀川で整備を進めてきた。整備局は、一日も早く治水安全度を高めていきたいと思っている」と述べた。
近畿地方整備局では、これまでの治水対策の進捗状況やその影響を踏まえた現時点での治水安全度を技術的に評価するため委員会を設置し、検討している。淀川水系河川整備促進に関する提言は▽治水対策の加速▽河川管理施設の維持管理▽河川環境に資する河川整備や改良の推進▽河川整備計画の変更▽財政措置―を盛り込んだ。