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総合ニュース
2014/09/26
大阪府建築士会、役割や、今後の活動を報告 人材が士会の原動力
大阪府建築士会(岡本森廣会長)は24日、大阪市中央区の大阪府建築士会事務所で、社会に対する建築士会の役割や、今後の活動を報告した。
岡本会長=は、「建築士は人と人との関係性をデザインすることが非常に大切な仕事と思っている。そうしたなか同会には設計を始め、自治体の職員など様々な方が所属しておられ、その職能をどう活かすかということで、公共団体などに約160名を派遣している。この人財を持っているのは同会しかなく、それが我々の原動力」と述べた。
43府市町村の市長・副市長を対象に訪問して、耐震診断やまちづくり等の連携について「現在、26の市町村を回っており、訪れる際には地元の建築士も同行し、各市の委員会やプロジェクトに地域の建築士を採用していただきたい」と要望している。とりわけ「女性の建築士の活用をお願いしており」現在、行政も女性の採用目標を立てていることから「前向きな手応えを感じており、職能を活かした女性の活用に、展望が開けてきている」とした。また「建築相談に関してはCPDを行っている方しか出来ないことをアピールした」。
そのほかの活動として「大規模建築診断の義務化により耐震改修促進法が改正されたことで、妥当であるか判断する評価検討委員会を立ち上げた」。
ヘリテージ活動及びインスペクション活動について「今年はヘリテージマネージャの育成と、今年度中にヘリテージ部会を設置したい」とし「インスペクションについて、現状民間団体が任意に名乗れる資格なので、制度を立ち上げ、安心して中古住宅に住めるようにすることが大事」と現状のリスクなどを語った。
今年は想定外の災害が続き連合会を中心に自治体を取り込みつつ共同して対処することを考えており「10月1日に和歌山建築士会とともに、市民の安心安全に努める」。
同じ社団法人として意見交換を行っており「8月29日に福島建築士会と、同会として社会貢献がどうあるべきか、何をすべきか、また会員減少について話をし、今後長野建築士会との意見交換も考えている」とし「公益社団法人として、社会に役立つよう頑張っていきたい」と締めくくった。
この後、各活動の詳細の説明などをした。