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総合ニュース
2014/09/26
西日本高速、米国で舗装点検業務を受注
西日本高速道路の現地法人NEXCO―West USAは、オハイオ州政府が管理する高速道路の橋梁コンクリート舗装点検業務を受注した。赤外線カメラとラインセンサカメラを用いて橋梁のコンクリート舗装における内部の空洞(浮き・剥離)とひび割れの調査を実施する。同社グループが米国で高速道路の点検業務を受注するのは初めてとなる。受注金額は4万2000米国ドル。
点検は赤外線カメラとラインセンサカメラを搭載した車を用いて時速80㌔で道路を走行し、熱画像と可視画像を撮影する。それぞれの撮像を解析し、熱画像からコンクリート内部の浮き・剥離、可視画像からはひび割れを調査する。州間高速道路I―71及びI―75。6橋梁、合計約6・7㌔で調査を実施する。
赤外線カメラとラインセンサカメラは、同社のグループ会社である西日本高速道路エンジニアリング四国が開発して実用化した。赤外線カメラで撮影した画像を独自に開発したコンピューターソフトを用いて自動で解析し、コンクリート内部の浮き・剥離や損傷を表示できる。ラインセンサカメラは線上にセンサが設置されたカメラで1列の画像撮影が可能となり、撮影した可視画像を解析し、表面のひび割れを調べるシステムで、検出制度は0・2㍉。