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総合ニュース
2019/03/12
近畿整備局、奈良県、奈良市、大和郡山市、西日本高速 大和北道路が起工 高速道路ネットワークの形成
近畿地方整備局と奈良県、奈良市、大和郡山市、西日本高速道路は10日、大和郡山市の平和小学校体育館で京奈和自動車道大和北道路の起工式を行った。大和北道路は、京奈和自動車道の一部として高速道路ネットワークを形成し、広域的なアクセス向上が期待される。
京奈和自動車道は京都、奈良、和歌山を結ぶ延長約120㌔の高規格幹線道路。その一部を形成する大和北道路は木津ICから西名阪自動車道までの12・4㌔。そのうち、南側の(仮称)奈良IC~郡山下ッ道JCT間の延長6・3㌔で工事着手する。
大和北道路奈良IC~郡山下ッ道JCTは、08年度に事業化となり、北側の(仮称)奈良北IC~(仮称)奈良IC間の6・1㌔が18年度に事業化とあわせて、大和北道路の全区間(12・4㌔)において公共事業と有料道路事業との合併施行方式で事業が行われることとなった。(仮称)奈良IC~郡山下ッ道JCT間の延長6・3㌔のうち土工部分が5・2㌔、橋梁部分が1・1㌔。
近畿地方整備局奈良国道事務所の大和北道路下三橋町他改良工事(施工=中和コンストラクション)と西日本高速道路関西支社の大和北道路横田地区工事(施工=山口建設)で工事着手する。
起工式には来賓や関係者など約200人が出席した。黒川純一良近畿地方整備局長は「工事については橋梁の下部工事を行うため、国道24号の拡幅工事から始めていく。安全な施工を第一に心掛け、地域の期待に応えるように、大和北道路の早期開通をめざして全力で取り組んでいきたい」とあいさつした。
続いて、荒井正吾奈良県知事は「京奈和自動車道の整備で、企業立地が進んでいる。奈良の経済活性化が進むことを期待している」、仲川げん奈良市長は「地域の住民の理解、融和を図りながら、スムーズな事業の進捗に努力していく。これからの奈良県全体の発展に期待している」と述べた。また、西日本高速道路の村尾光弘取締役常務執行役員は「大和北道路は国道24号の渋滞解消を図り、関西圏の大環状道路の一部をなすということで、重要な道路と認識している。安全を最優先にして工事を進め、一日も早い完成をめざしていく」と話した。
この後、関係者が工事の安全と早期の供用を祈念して鍬入れを行った。