気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2019/03/11
阪神高速道路、総合防災訓練を実施 災害対策本部室を常設設置
阪神高速道路は7日、大阪市北区の本社で総合防災訓練を実施した。今年1月に本社を移転し、常設の災害対策本部室を設置した。移転後初めてとなる総合防災訓点として南海トラフ巨大地震の発生を想定し、災害対策本部室を使用して被害状況や緊急点検などの情報収集、指示系統の災害時の対応手順等を確認した。
防災訓練は、阪神高速道路とグループ会社、日本建設業連合会など約150人が参加して行われた。12時30分にマグニチュード9規模、最大震度6弱の南海トラフ巨大地震の発生を想定。役員や関係部室長などの災害対策本部室と大阪管理局、神戸管理局、大阪建設部、堺建設部、神戸建設部などの現地推進本部とWebカメラを使用して情報収集等を行った。また、現場においては、放置車両の撤去や段差補修などの実働訓練などを実施した。
阪神高速道路では、1月に本社を移転し、防災機能を強化した。常設の災害対策本部室を設置したほか、18面のマルチパネルの導入により、阪神高速総合防災システム、ITV、関係各所とのテレビ会議システムなどを利用して情報共有や一元管理を行う。専用のマイクロ無線アンテナ、非常用電源設備などを設置し、非常時における電力・通信の増強を図っている。