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総合ニュース
2019/03/11
野村不・旭化成不・NTT都市開発・長谷工、名古屋・錦二丁目7市街地再開発に着工
野村不動産、旭化成不動産レジデンス、NTT都市開発、長谷工コーポレーションは、名古屋駅と栄の中間に位置する伏見・錦二丁目エリアで地権者や地域の住民と推進している「錦二丁目7番第一種市街地再開発事業」の施設建築物の新築工事に着手した。21年度の竣工を目指す。
野村不動産、旭化成不動産レジデンス、NTT都市開発は参加組合員として、長谷工コーポレーションは特定業務代行者および参加組合員として事業に参画している。
これまで同地区は、13年に再開発準備組合設立、17年2月に都市計画決定告示、17年11月に再開発組合設立認可、18年8月に権利変換計画認可を経て、工事着手に向けて事業を進めてきた。
同地区は、名古屋駅より東方向に約1・5km、地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内駅」及び地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」から徒歩3分以内の距離にあり、名古屋市が目指す『2核1軸構造』における名駅エリアと栄エリアをつなぐ伏見エリアに位置している。
同地区が位置する錦二丁目地区は、かつて日本三大繊維問屋街に数えられるほどの発展を遂げたが、産業・流通構造の変化等により、現在は空きビルや駐車場が増加し、まちの空洞化が進んでいる。
このような状況の下、近年、まちの活力を取り戻すべく、地元住民・企業が錦二丁目まちづくり協議会を設立し、新たなまちづくりとして、あいちトリエンナーレやゑびす祭などのイベントの継続的な実施、都市の低炭素化に貢献する低炭素モデル地区事業としての位置づけ等の活動が多面的に進められてきた。さらに、まちの将来像として、地元主体で『これからの錦二丁目長者町まちづくり構想2011~2030』が策定され、これまでのまちの機能に、居住機能等の新たな機能が付加され融合することによる、複合市街地としてのまちづくりの展開が期待されている。
同事業は、『まちづくり構想』の実現に向け、錦二丁目地区の再生・活性化を目指すリーディングプロジェクトの位置づけとなっている。特徴としては、『まちづくり構想』に掲げられた土地利用転換による都心居住の促進を図るとともに、それを支える生活サービス機能の導入を図る。また、快適な歩行者空間の創出と回遊性の向上、環境負荷の低減、防災性が高く安全で安心な市街地環境の形成などに取り組む。
施行区域は名古屋市中区錦二丁目7、施行者名称は錦二丁目7番地区市街地再開発組合、施行者所在地は名古屋市中区錦二丁目。
計画概要は、A 地区(A 棟)が住宅(360戸)・店舗・高齢者向け住宅(42戸)・駐車場で構成し、規模は地上30階地下1階建延約4万5050㎡、敷地面積3720㎡、B地区(B棟)は駐車場・店舗など地上5階建延約4900㎡、敷地面積約1220㎡。基本設計・デザイン監修は日本設計、実施設計・施工を長谷工コーポリレーションが担当。
※全体鳥瞰イメージ(計画地南東側より)