



気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2019/03/04
近畿整備局、PC建協関西支部と意見交換 週休2日の取組等を要望
近畿地方整備局とプレストレスト・コンクリート建設業協会関西支部は2月28日、大阪市中央区の大阪キャッスルホテルで意見交換会を開いた。協会は▽年度発注量の安定的確保▽週休2日の取り組み▽積算に関する歩掛及び見積結果の公表▽CIM活用工事の技術照会▽実務者レベルでの勉強会の開催▽書類の簡素化―などについて要望し、活発な意見交換が行われた。
冒頭、森戸義貴近畿地方整備局企画部長は、「補正予算と19年度予算は3か年の重要インフラの緊急対策が主となっている。防災・減災に強い地域づくりを進めていきたい。週休2日に向けた取り組みも加速させていき、良い環境づくりをしていきたい」とあいさつした。続いて、森島修支部長は「今年度の関西支部の重点施策は安全活動の強化と働き方改革の推進を掲げている。6項目の要望について、有意義な意見交換会にしたい」と述べた。
意見交換会では、年度工事量の安定的・持続的な確保を要望。整備局は大阪湾岸道路西伸部などの大きなプロジェクトが進んでいる。「設計や地質調査等を行っている。予算の確保や準備が整い次第、工事発注していく」と説明した。
週休2日の実現に向けて、発注前段階における工期設定、また施工段階における工期変更の検討を要望。整備局では第1回打ち合わせ時に受発注者での工事工程の問題点等を共有し、第2回打ち合わせ以降では、進捗状況の確認や工事工程クリティカルパスの変更が生じる内容等について情報共有を行っているとして、「事務所に周知徹底を図っていきたい」と答えた。
CIM活用工事の技術照会について、整備局は17年度から橋梁やトンネル、河川の樋門、ダム等は詳細設計の段階で原則実施してきた。「来年度は設計が現場でどのように活用されているのかを含め課題等を抽出し、検証していきたい」と考えを示した。