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総合ニュース
2019/02/07
西日本高速、関空連絡橋の橋桁完成 12・13日の夜間に架設作業
台風21号の影響により損傷し、製作していた関西国際空港連絡橋の橋桁が完成し、西日本高速道路関西支社は5日に工場で製作された橋桁を公開した。12日と13日の夜間に橋桁の架設を行う。
昨年9月12~14日に損傷した橋桁の撤去作業を行った。撤去した2本の橋桁のうち、損傷が大きかったP1~P2間の橋桁(橋長97・8㍍、架設重量858㌧)はIHIインフラシステムが新たに製作し、A1~P1間の橋桁(橋長89・8㍍、架設重量790㌧)は高田機工が一部再利用を含めて製作した。
IHIインフラシステム堺工場では、P1~P2間の橋梁を製作した。10月中旬~12月中旬にかけて製作し、2月1日に桁の組立が完了した。西日本高速道路関西支社保全サービス事業部改築課の大原和章課長は「約5か月という異例の短い期間で桁が完成した。製作ラインを3ライン同時にフル稼働していただき、関係者に感謝する」と述べた。
12日と13日の夜間に海上からフローティングクレーンにより架設を行う。舗装工事や照明設置等を行い、3月中に、対面通行規制を解除し、上下線各2車線の4車線に切り替える予定。さらに、ゴールデンウィークまでに6車線での完全復旧を目指している。