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総合ニュース
2019/01/31
鹿島氏(長谷工リフォーム)が講演 タワーマンション大規模修繕研究会
都市住宅学会関西支部タワーマンション研究会主催による公開研究会「タワーマンション大規模修繕~最初の壁を乗り切るために」が26日、大阪市北区のグランフロント大阪で開催され、約50名が参加した。
第2回目の今回は、タワーマンション管理組合、施工会社、コンサルタントらが、大規模修繕の実態について説明した。
冒頭、研究会を代表して岡絵里子関西大学環境都市工学部建築学科教授が「タワーマンションの大規模修繕について、いろんな情報が飛び交っており、何が正しいのか見極めにいく状況にあり、この公開研究会を企画した。できるだけ公平な立場でお話しいただきたい」と述べた。
続いて、森山秀二一級建築士事務所BA代表が趣旨説明を行った。
第1部は、臼田利之氏(都市住宅研究センター)が「大阪市域の修繕積立金」、鹿島美克氏(長谷工リフォーム東京支社工事部部長)が「大規模修繕の施工」、新藤孝氏(建装工業)が「給排水設備更新の事例」、岩崎裕司氏(NPO法人マンション管理組合サポートセンター代表理事)が「大規模修繕のコンサルティング」をテーマに講演。
このなかで、鹿島氏は、超高層マンションの変遷、仮設工法の移り変わりや特徴、超高層マンション大規模修繕の施工例、課題とポイントなどについて説明していき、「なるべく早い段階で修繕委員会を立ち上げ、工事計画を作成するのがポイント。専門家による建物の劣化診断を受けることも必要」などと述べた。
第2部は三浦研京都大学教授をコーディネーターに、講演者らが参加してパネルディスカッションが行われ、参加者の質問にも答えながら活発な議論が展開された。
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