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総合ニュース
2019/01/24
建設副産物対策近畿連絡協、近畿建設リサイクル表彰 会長賞4件、奨励賞3件
建設副産物対策近畿地方連絡協議会は21日、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で18年度近畿建設リサイクル講演会を開いた。18年度近畿建設リサイクル表彰授賞式を行い、会長賞4件、奨励賞3件を表彰した。
近畿建設リサイクル表彰の審査委員会座長を8年間務めた山田優大阪市立大学名誉教授が「建設リサイクルの方向と課題―近畿建設リサイクル表彰8年を経て―」をテーマに講演を行った。「近畿では、これまで建設リサイクルの優れた全国的にも先駆的といえる取り組みが多く、それらを近畿建設リサイクル表彰制度で特定することを今後も期待する」と述べた。「近畿では特に骨材資源の状況から骨材資源リサイクルが重要と考えている。大災害時に備え、再生資材を含め建設資材の備蓄が必要である」と解説した。
近畿建設リサイクル表彰は、近畿地方において建設リサイクルの推進を積極的に取り組んでいる個人、団体、事業者を対象に表彰している。18年度は「発生抑制・搬出抑制部門」、「再使用・再生利用部門」で会長賞4件、「発生抑制・搬出抑制部門」、「再資源化部門」で奨励賞3件を選定し、委員長の黒川純一良近畿地方整備局長から受賞者に表彰状が贈られた。近畿建設リサイクル表彰の受賞者と受賞テーマは次の通り。
【会長賞(発生抑制・搬出抑制部門)】
▽香山組国道2号玉津大橋他橋梁耐震補強工事=河川内の橋脚耐震補強工事での「建設副産物の廃止と環境保全を目的」とした仮設工の設計施工への工夫。
▽川嶋建設古民家蘇生工事=古民家蘇生工事により建設廃材(木材)の発生抑制・搬出抑制。
【会長賞(再使用・再生利用部門)】
▽西松・淺沼建設共同企業体和泉建築出張所(仮称)阪和いずみ病院移転立替え工事=医療施設建設工事における環境負荷低減に向けたさまざまな3R活動。
▽大林組大阪本店岬道路工事事務所=盛土材(大粒径岩砕材料、シルト・粘性土を含む建設発生土)の現場内有効利用。
【奨励賞(発生抑制・搬出抑制部門)】
▽道端組=現場の軟岩・中硬岩を破砕し路体・路床材の再利用(リユース・リサイクル)。
▽鴻池組大阪本店クレヴィアタワー大阪本町新築工事=既設存置躯体等の利用による掘削土の低減による3Rの取組。
【奨励賞(再資源化部門)】
▽共栄産業資源循環部北大阪営業所=資源循環型事業を通じて地域社会の発展に貢献する企業を目指して~がれき類の100%再資源化~。