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総合ニュース
2018/12/17
西日本高速道路、事業評価監視委員会 敦賀線福知山~舞鶴西4車線化の継続を了承
西日本高速道路は13日、大阪市北区の本社で18年度事業評価監視委員会を開いた。近畿自動車道敦賀線福知山IC~舞鶴西IC(4車線化事業)の再評価について審議し、原案通り事業継続を了承した。今後は、対応方針案を作成したあと、国土交通省に対応方針案を提出し、対応方針が決定する。
冒頭、酒井和広代表取締役社長は「今年は災害が多かった。暫定2車線区間と4車線区間では応急復旧のスピードが違ってくる。災害の教訓を踏まえて、今後の災害対応オペレーションをしっかりやっていくとともに、暫定2車線区間をできるだけ早期に4車線として、本来の高速道路のあるべき姿にもっていくのが我々の使命だと思っている」とあいさつした。
敦賀線福知山IC~舞鶴西IC(4車線化事業)は福知山市長田野町3~舞鶴市字堀の延長22・8㌔。綾部PA~舞鶴西IC間は11月に完成した。福知山~綾部IC間では全線で工事を実施している。
事業費はトンネル補助工法等の追加や土留工施工方法変更などから約17億5000万円の増額となった。私市円山トンネルは当初Ⅰ期線と同様に坑口部のみ補助工法を行う予定であったが、トンネル施工検討委員会で検討した結果、古墳とⅠ期線の変状等を考慮し、補助工法と計測工等を追加した。由良川橋と観音寺高架橋の下部工の構造物を掘削する際の土留施工において最大50㌢の硬質な岩塊が出現したため掘削方法を振動式から削孔式に変更した。20年度の完成予定。費用便益比(B/C)は事業全体で1・6、残事業で3・4。
一般国道478号線京都縦貫自動車道沓掛IC~久御山ICと東九州自動車道門川IC~西都ICの事後評価を行い、了承した。