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総合ニュース
2018/11/07
近畿整備局・堺市、総合防災訓練実施 南海トラフ巨大地震想定
近畿地方整備局と堺市は5日、堺市堺区の堺泉北港堺2区基幹的広域防災拠点で南海トラフ巨大地震の発生を想定した総合防災訓練を行った。公共機関や民間事業者などの約40機関が参加して、緊急物資輸送、道路・航路啓開、ライフライン復旧、津波避難、救出・救護・消防訓練などが行われた。毎年11月5日の「世界津波の日」にあわせて、西日本で唯一の基幹的広域防災拠点で合同総合防災訓練を実施している。
開会式で、大塚高司国土交通副大臣は「訓練は津波対策について、皆様の理解と関心を深めるために大変、有意義になる。日頃からの備えが必要であり、本日の実践的な訓練を通して、各機関との情報伝達の確認などが図られることはきわめて意義が高い」と述べた。続いて、竹山修身堺市長は「関係機関の皆さんの支援をいただいて意義のある訓練となる。
本日の訓練を契機として、さらに実効性のある災害対策を講じていきたい」と述べた。
訓練は、南海トラフ巨大地震の発生を想定して行われた。ヘリコプターによる災害情報広報訓練や被災者の救出・救護訓練、海上給油訓練、津波被害を想定しての道路啓開訓練や航路啓開訓練、各地からの緊急支援物資輸送訓練やガス・水道・通信インフラなどのライフライン復旧訓練などを行った。