気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2014/09/11
西日本高速、新名神大津~城陽間 宇治田原町域で幅杭打ち 事業進捗に大きな一歩
西日本高速道路関西支社は9日、新名神高速道路大津~城陽間のうち宇治田原町域(延長5・8㌔)において、設計協議確認書の調印及び用地幅杭の打設に着手することになり、京都府綴喜郡宇治田原町の宇治田原町総合文化センターで設計協議調印式及び幅杭打ち式を開いた。
新名神高速道路大津~城陽間は12年4月に事業許可を受けた区間で、京都府域(京都府境~城陽JCT・IT間)の延長約12・9㌔のうち、土工7㌔、橋梁4・1㌔(4橋)、トンネル1・8㌔(1本)で構成する。
宇治田原町において13年12月に新名神高速道路の設計協議に係る説明会を開き、14年1月から各地区の対策協議会などと設計協議を開始し、このたび、設計協議の調印に至った。用地幅杭の打設に着手するのは13年12月に城陽市の一部(富野地区・延長0・5㌔)に続いて、宇治田原町域は2地域目となる。23年度の供用を目指している。
設計協議調印式で西谷信夫宇治田原町長は「自然災害時等の非常事態の際には、高速道路が防災面で、ひとつのアイテムとしての機能が備わり、心強く思っている。今後、道路詳細設計やさまざまな調査、用地買収などが進んでいき、事業が本格化していくが、できるかぎり支援していきたい」とあいさつした。
設計協議調印式では、新名神京都事務所の西岡大造所長、西谷町長、4地区の対策協議会会長が設計協議確認書に署名・捺印した。西日本高速道路関西支社の福田美文副支社長は「幅杭の打設から、今年度中に用地の交渉に入っていきたいと考えている。地元の方々と話し合って、納得いく形で事業を進めていきたい。新名神高速道路事業は全社をあげて取り組んでいく」と述べた。
設計協議調印式の後には、幅杭打ち式を開き、関係者など約60人が出席した。冒頭、主催者を代表して西岡所長は「本日は新名神高速道路事業にとって、新たな節目となる記念すべき日であり、さらなる事業の進捗に向けて大きな一歩を踏み出したことになる。一日でも早い完成を目指し、事業を進めていく」とあいさつした。
続いて、地元関係者が新名神高速道路の事業促進と早期完成を祈念して幅杭打ちを行った。