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総合ニュース
2018/08/06
近畿整備局、橋建協が意見交換会 週休2日制の実施に向けた取組等を要望
近畿地方整備局と日本橋梁建設協会は1日、大阪市中央区のKKRホテル大阪で意見交換会を開いた。協会は▽働き方改革の推進(鋼橋事業の成長力強化)▽生産性と安全性の向上(鋼橋技術力の進化と継承)▽発注・施工プロセスの改革について要望し、活発な意見交換が行われた。
冒頭、黒川純一良近畿地方整備局長は「関西のインフラは、大和北道路が新規事業化し、大阪湾岸西伸部、淀川左岸線延伸部を合わせて、ミッシングリンクの解消に向けて努めていく。特に大阪湾岸西伸部は2つの長大橋があり、皆さんの技術力を活用して整備の推進を図りたい。週休2日は、受・発注者で取り組んでいきたい」とあいさつした。続いて、坂本眞会長は「週休2日制の定着に向けて、現場の課題を抽出していきたい。週休2日をベースにして、さまざまな休み方を提案していきたい。協会として、どのような新しい働き方がいいのか、そのために、週休2日制の形をつくりたい。橋梁の維持保全についてパートナーとして、実績をあげていきたい」と述べた。
意見交換では、週休2日制の実施に向けた取り組みについて、整備局では、3億円以上工事が発注者指定型、3億円未満工事を受注者希望型で行っている。「工事成績で加点評価している」と答えた。さらに、週休2日対象工事で概略工事工程表を「見積参考資料」として開示していることを説明した。
入札契約制度の導入・活用について、整備局から段階的選抜方式は一般土木A等級の工事を対象に実施。概略数量方式は16年2月から鋼橋、PC橋の橋梁上部工事で試行している。技術提案・交渉方式は16年度に発注した。ECI方式は今年度にトンネル工事で入札手続きを行っていることなどの取り組みを説明した。