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総合ニュース
2018/08/01
本四高速・ストアベルト社が協定 長大橋の維持管理等で技術協力
本州四国連絡高速道路は7月30日、デンマークのストアベルト社と技術交流に関する協定を締結した。協定は▽有料道路の建設、維持管理及び運営▽長大橋の設計、施工、維持管理及び研究開発▽道路関連設備の設置と管理に関する情報の交換、相互訪問、技術会議開催などの人的な交流の促進を行う。
ストアベルト社は、デンマークの東部(シェラン島)と西部(フュン島)結ぶ全長18㌔ のグレートベルト・リンクと呼ばれる交通路(道路及び鉄道)の管理を行っている。グレートベルト・リンクは、2つの橋と1本のトンネルで構成され、このうち、グレートベルト橋(グレートベルト・イーストブリッジ)は、明石海峡大橋と同じ98年に開通し、開通当時は、明石海峡大橋に続き世界第2位の中央支間長を誇る長大吊橋であった。
グレートベルト橋と明石海峡大橋との姉妹橋の調印や連携を図ってきた。今回の協定締結により、引き続き緊密な連携を継続していく。
調印式でストアベルト社のミッケル・ヘミンセンCEOは「この協定締結により、長大橋を含む有料道路の維持管理・運営に関する貴重な知見について、お互いから学び、伝え合いたいと考えており、将来にわたり協力関係が継続することを期待している」、本州四国連絡高速道路の酒井孝志代表取締役社長は「お互い長大橋を含む有料道路を維持管理・運営する事業者として、お客様に安全、安心、快適にご利用いただけるよう技術力の向上に努める責務がある。この協定締結を契機に、技術協力や人的交流を更に深め、技術力の向上に努めていきたいと考えている」と述べた。