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総合ニュース
2018/07/23
近畿整備局、近畿建設青年会議 若手技術者の担い手確保で意見交換
近畿地方整備局と近畿建設青年会議は18日、大阪市中央区の大阪合同庁舎第1号館で意見交換会を開いた。建設業界における若手技術者の担い手の確保や18年7月豪雨の対応などについて、意見交換をした。
冒頭、近畿地方整備局の井上智夫企画部長は「今回の災害を教訓として、次に起こりうる災害に対してどのように備えていくべきかということをしっかりと下調べして、次につなげていきたい。本日は、若手の方々が活躍できるような制度改正や7月に起こった豪雨への対応について、実りのある意見交換をしたい」とあいさつした。続いて、近畿建設青年会議の吉井久尚会長は「我々の業界が深刻に頭を悩ませている若手担い手対策が主題であり、官民揃っての対応が必須であると考えている。本日の意見交換会を通じて、担い手対策の今後の対応につなげていければと思っている」と述べた。
事業継承の集中支援について、近畿経済産業局産業部中小企業課の内橋由美子経営継承専門官兼課長補佐が事業継承の補助事業を紹介した。
意見交換では、近畿建設青年会議が35歳以下の建設業社員対象にしたアンケートを紹介した。入職後に感じた建設業のイメージは「地域に貢献している」と「休みが少ない」という回答が31%となった。また、他の業種に比べて建設業が一番劣っていると思われるのは「休暇」という回答が40%となった。整備局は「週休2日について、今年度から工期全体でするようにしている」と答えた。