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総合ニュース
2018/06/04
阪神高速グループ、技術研究発表会 99編の論文発表
阪神高速道路、阪神高速技術、阪神高速技研、阪神高速道路技術センターは5月30~31日の2日間、大阪市中央区の朝日生命ホールで第50回技術研究発表会を開いた。2日間で約400人が参加した。阪神高速グループの各社社員が「計画・交通・サービス・環境」「建設・更新」「維持管理」から99編の論文を発表した。
開会にあたり、阪神高速道路の幸和範代表取締役社長は「99編の論文が発表され、技術的な課題をグループでシェアしながら取り組んできた。昨年、スタートした新規路線事業を含めて、建設に関するテーマも増えてきた。新設から維持管理までの幅広い分野の課題の成果を発表する研鑽の場、また、グループの技術戦略を支える技術者の育成の場として活用を期待している」とあいさつした。
技術研究発表のほか、花王の澤田道隆代表取締役社長が「本質研究が世界を拡げる」をテーマにした特別講演や阪神高速道路社員による座談会、パネルディスカッションが行われた。受賞した発表課題と受賞者は次の通り(敬称略)。
【最優秀論文賞】
▽橋梁計画におけるコンセプト設計の導入~世界に誇れる橋梁を目指して~=杉山裕樹(建設更新事業本部神戸建設所設計課)
【優秀論文賞】
▽ETCデータを活用した誤退出・誤進入等に関する定量的な把握=劉冰(阪神高速技研技術部技術課)
▽助松ジャンクション(関空方面)料金所の設計概要について=宮崎一樹(建設・更新事業本部大阪建設部大阪改築事務所)
▽モバイル端末を活用した電子野帳システムの導入=齊藤暖(保全交通部保全調整・点検課)
【奨励賞】
▽大規模規制区間における所用時間算出機能の開発と評価=追出町宇宙(大阪管理局保全部システム保全課)
▽常盤西出路における非開削工法の施工実績=松川直史(建設・更新事業本部堺建設部大和川線建設事務所)
▽CS向上に向けた交通流監視カメラの視認率改善検討について=川井諒一(大阪管理局保全部施設工事課)
▽新材料による開削トンネル構造目地部止水の取り組みについて=原田大樹(阪神高速高速技術技術部技術開発課)
【特別賞】
▽Neural Networkを用いた所用時間提供時間の改善~ETC2・0データの活用~=永廣悠介(阪神高速技術技術部情報管理課)
▽阪神高速道路ネットワークの地震被災危険度評価シミュレーション=服部匡洋(阪神高速技術センター調査研究部調査研究第一課)