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総合ニュース
2014/09/02
兵庫県、育成魅力アップ協議会を開催し若手入職者確保など協議
兵庫県は28日、神戸市中央区の神戸市立教育会館で「第2回兵庫県建設業育成魅力アップ協議会」を開催した。同協議会では、社会資本整備・維持や災害時の応急対応を実施する地域づくりの担い手として建設業は必要不可欠な産業。その将来を担う若手入職者をどう確保し、技術を持続的に継承し発展を図るか、具体的な対策を協議し、有意義な意見交換を行った。
冒頭、山田聖一(兵庫県県土整備部県土企画局局長)会長=は、「県内では台風11号や大雨災害が発生し、『今』災害復旧対応として建設業界の皆様には、現場で働いて頂いている。その建設業にて、若年労働者不足や高齢化が進んでおり、この魅力アップ協議会で、是非担い手確保が進むよう協力をお願いします」とあいさつ。
続いて、建設産業活性化会議中間とりまとめにおける「担い手の確保・育成に向けた課題と方向性」の中で「誇り」「教育訓練の充実強化等」「女性の更なる活躍の推進」などを共通課題として確認した。この後14年度事業計画(案)では、担い手確保及び育成の早急な取組みや、建設技能者不足問題の一方で、工業高等学校へはそれらの職種に関する求人が無いことなど、検討課題が残されており、関係機関との連携・協力体制を図り拡大強化を進める。具体的に①建設業の魅力発信を拡充・強化し、幅広い世代に伝える②建設業者団体等と高等学校との連携を拡充・強化し、建設産業への就職率を向上③若年就業者への就業支援を拡充し、建設産業への就職につなげる④各業種別の実態調査を行い、中長期的な技能者の担い手確保・育成策を検討する。以上4つの方針に基づき関係行政機関及び建設業者団体はスケジュールに沿った事業を進める。意見交換では、女性の更なる活躍として、現場所長に女性を登用する必要がある。その上で、公共工事は資格者が必要であり、資格を取るまで最低5年は必要であり、中期以上の計画が必要。これからは一人前にする総論から確論へ進める必要があるなどを述べた。
今後、第3回を15年2月頃に開催し、進捗とこれまでの取組みを議論する。