気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2018/04/25
阪神高速道路18年度の取組 ミッシングリンク解消に向けたネットワーク整備を推進
阪神高速道路の幸和範代表取締役社長は24日に記者会見を行い、ミッシングリンク解消に向けたネットワークの整備、リニューアルプロジェクトの推進、お客さま満足アッププラン2018などの取り組みについて説明した。幸社長は「皆さんからの期待にしっかりと応えていくために、これまで以上に生産性の向上や品質の向上に向けて、グループ一体となって取り組んでいきたい」と述べた。
淀川左岸線延伸部と大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)を有料道路事業と公共事業の合併施行による事業として取り組んでいる。大阪湾岸道路西伸部は、長大橋の構造検討等を実施中で、近畿地方整備局が六甲アイランドや海上部での地質調査等を実施してきた。18年度は設計に必要な地質調査や海上部の長大橋、陸上部の高架構造等の検討を進めていく。
淀川左岸線延伸部は、開削トンネルや大深度地下となるシールドトンネルの内空断面や形状、シールドマシンの発進・到達立坑の基本構造の検討、トンネル、堤防の位置関係を把握するための測量、設計に必要な地質調査等を実施してきた。18年度も引き続き、シールドトンネル、開削トンネルの構造検討、地質調査等を実施する。
大和川線は、本線トンネルは概ね完成し、全線にわたり舗装工事や施設工事等を順次実施していく。
西船場ジャンクション(信濃橋渡り線)の大阪港線側は、阿波座合流区間の増設車線の開放に向けて舗装工事や施設工事を実施している。渡り線部と環状線側は、19年度完成に向けて、基礎工や下部工構築等を実施している。
リニューアルプロジェクトは、PC桁の大規模修繕事業として11号池田線と13号東大阪線で補強工事を実施している。
阪神高速15号堺線玉出入口において、6径間(132㍍)のコンクリート床版取替工事を行う。床版取替には、軽量かつ高強度なUFC(超高度繊維補強コンクリート)を用いた道路橋床版を適用する。