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総合ニュース
2014/08/21
新名神高速高槻~神戸間、神峰山トンネルで貫通式
西日本高速道路関西支社が整備を進めている新名神高速道路の神峰山トンネル下り線の貫通式が20日に行われた。新名神高速道路(高槻~神戸間)の大阪府域では、5か所で上下線10チューブのトンネルが計画されており、神峰山トンネル下り線は大阪府域で初めての貫通となった。
神峰山トンネル下り線は、延長291㍍、幅員10・5㍍(下り線2車線)、NATMによる上半先進ベンチカット工法を採用し、13年12月から掘削を開始した。上り線(延長285㍍)は掘削を始めており、15年1月に貫通する予定。施工は大成建設が担当。
貫通式には、来賓や関係者など約100人が出席。兼澤秀和西日本高速道路関西支社新名神大阪西事務所長が貫通掘削のボタンを押し、貫通が確認された。その後、貫通点通り初めを行い、無事貫通を喜び合った。
発注者を代表して、兼澤所長が「神峰山トンネル下り線は、大阪府域で初めての貫通となる。本日の貫通を契機に残りの工事でも安全・安心で施工を進めていきたい。関係者一同が一丸となって一日も早い完成をめざしていきたい」とあいさつした。この後、トンネル内に「ワッショイ」の掛け声とともに樽御輿が入場し、関係者が貫通を祝って鏡開きを行った。
施工者を代表して加賀田健司大成建設関西支店執行役員副支店長が「今後も引き続き、現場の周辺環境には、より一層配慮しながら、工事の完成に向けて万全を期する所存である。皆様方の暖かいご指導をお願いする」と謝辞を述べた。