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総合ニュース
2017/12/12
新名神・高槻―川西開通 ダブルネットワークの形成に期待
新名神高速道路の高槻JCT・IC~川西IC(延長26・2㌔)が10日に開通した。
現在、整備を進めている新名神高速道路の高槻~神戸間(延長43・1㌔)のうち、高槻JCT・IC(高槻市宮が谷町)~川西IC(川西市西畦野)は延長26・2㌔。09年12月に起工式を行ってから、8年の歳月を経て開通する。開通区間は大阪府の北摂地域を通過し山間部を抜けていくことから、トンネルや橋梁などの構造物が70%以上を占める。名神高速道路から分岐する高槻JCTと、その先にはIC、自然豊かな森の中に位置する茨木千提寺ICとPA、箕面有料道路と直結し、国道423号線にアクセスする箕面とどろみIC、兵庫県域に入って川西ICを設ける。
トンネル照明には、白色LEDに加え赤・緑・青の組み合わせによりさまざまな光色が表現できるLEDモジュールを搭載した。渋滞解消などに向けて移動点灯するペースメーカーライトや火災など注意換気・避難誘導には赤色、落下物などの注意換気には黄色に点滅する。また、1500㍍未満のトンネルには、トンネル内の状況を映像でリアルタイムに確認できる自走式ロボットカメラなどの先進技術を導入した。
午前10時から行われた開通式典には、国会議員や関係者など約600人が出席し、開通を祝った。主催者を代表して西日本高速道路の石塚由成代表取締役社長は「今回の開通によって、大阪府北部地域と兵庫県川西地域から周辺の高速道路ネットワークへのアクセス性が向上し、地域間の一層の連携に寄与するものと期待している。さらに、川西ICから神戸JCT間が今年度末に完成すると、現在、供用中の名神高速道路、中国道とのダブルネットワークが形成され、渋滞の解消や大規模な災害が発生した場合の代替路としての機能効果が期待される。引き続き、残る区間の工事を安全最優先で進め、新名神高速道路全線の開通に向け、最大限の努力をしていく」とあいさつした。その後、来賓祝辞や工事報告が行われた。
この後、関係者によるテープカットとくす玉開披が行われた。
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