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総合ニュース
2017/11/02
竹中工務店、イケフェス大阪2017開催 御堂ビルを特別公開
大阪市が中心となって企画・運営する本格的な建物公開イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」(イケフェス)が10月28~29日に開催され、竹中工務店が本店を構える御堂ビル(大阪市中央区)も特別公開され、約700名が来場した。
今年は公開建物が101件で、初めて100件を越え、初参加の建物が20件、(仮称)阪神阪急梅田1丁目1番地計画ビル新築など工事現場も公開された。
御堂ビル1階ホールでは、「生きた建築~伝える心と技」をテーマに、同社が所有し、先般重要文化財に指定された環境共生住宅「聴竹居」の模型やパネル、映像などが展示された=写真上。
また鉋がけや箸づくり体験などが行われ、約200名が参加するなど盛況で、大人も子供も楽しみながら挑戦していた。
東京から毎年イケフェスに参加している女性は「昨年は御堂ビルのガイドツアーに参加し、屋上庭園がきれいだったのが印象的。今年は箸づくりを体験できてうれしい」など感想を語っていた。
このほか、御堂ビルのガイドツアーには両日で計244名が参加し、普段めったに入ることのできない建物の内部をレクチャー付きで見学した=写真下。
また29日には、1階いちょうホールで生きた建築ミュージアム大阪実行委員会(橋爪紳也実行委員長)主催によるクロージングシンポジウム「御堂筋~建築の記録と記憶」が開催された。
第1部は御堂筋完成80周年を記念して、大阪ガスビル、船場センタービルなど、沿道建築物の建設映像をUCFA(アンガ-コンストラクション・フィルム・アーカイブ)メンバーの橋爪氏と高岡伸一氏が紹介。第2部では、大規模な建て替えが相次ぐ御堂筋を巡って、実行委員会のメンバーらが記憶に残る建築や景観について語り、これからの御堂筋のあり方について議論を展開した。
会場には130人の聴講者らが詰めかけ、熱心に聞き入っていた。
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