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総合ニュース
2017/10/10
阪神高速道路、5号湾岸線尼崎末広~北港JCT間リニューアル工事公開 SFRC舗装を導入
阪神高速道路は4日、阪神高速リニューアルプロジェクトの一環として実施している阪神高速5号湾岸線(尼崎末広~北港JCT)リニューアル工事を報道機関に公開した。5号湾岸線(尼崎末広~北港JCT)の上下線約6㌔を10月1日から11月1日まで車線規制をしながら、橋梁のさらなる長寿命化を図るため、SFRC舗装(鋼繊維補強コンクリート)を導入している。
5号湾岸線は、特に大型車の利用が多い路線のため、その繰り返し荷重により、橋梁の道路床面(鋼床版)に疲労亀裂などの損傷が多く発生している。
リニューアル工事は、4工区(上下線各2工区)に分けて、SFRC舗装6万1200平方㍍、排水性舗装8万9600平方㍍、すべり止め舗装3万5000平方㍍、逆送等対策(合流部)6か所、超高輝度標識の取替4枚、料金所アイランドの視認性向上対策、中島PAの内装改修(トイレ・授乳室等)などを行う。工事費は約39億円。SFRCは、コンクリートにスチールファイバーを混入した複合材料で、鋼床版部のアスファルト舗装を強度の高いSFRC舗装に置き換えることで、橋梁の疲労耐久性を向上させることで長寿化を図る。
鋼床版部の舗装撤去には、新技術のIHヒーターを使用したIH式舗装撤去工法を試験的に採用している。既設舗装の接着層を60~90度程度まで加熱することにより鋼床版とアスファルトを剥離させる。工事騒音の抑制に繋がり、沿道環境の改善が向上している。
また、中島ランプ部では、コンクリート床版の耐久性をさらに向上させるため、床版のひび割れへの浸透性の高い含浸系防水材と従来型塗膜系防水層を組み合わせた高規格床版防水を試験的に施工する。既設舗装撤去時に床版上面の生じた微細なひび割れを含浸系防水材で閉塞し、万が一その上に施工する塗膜系防水層が損傷した場合も床版への水の浸入を抑制することが期待できる。
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