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総合ニュース
2017/10/03
長谷工、明日香村、地域振興公社、官民連携の包括協定を締結
長谷工コーポレーションと明日香村、明日香村地域振興公社は、それぞれが有する資源や特徴を活用し、古都飛鳥の歴史保全活動並びに明日香村の産業及び地域活性化を図るためのプロジェクトに連携して取り組み、相互に協力することに合意し、9月28日に連携包括協定を締結した。
奈良県・明日香村の明日香村商工会館で行われた調印式には、村塚章介代表取締役副社長執行役員、森川裕一明日香村長、上田行洋明日香村地域振興公社代表理事らが参加した。
挨拶に立った森川村長は「暮らし方のプロである企業と一緒にプロジェクトに取り組めるのは非常にありがたいことであり、10年、20年と長期にわたりともに活動できることを願っている」と語った。
村塚副社長は「創業80周年の記念すべき年に、日本人のふるさとのような村と協定を結ぶことができ、大変光栄である。お互いに力を出し合って村の発展に寄与していきたい」と述べた。
上田代表理事は「官民連携して地域の活性化を推進できるのはとてもうれしく、大いに期待している」と語った。
長谷工と明日村との交流は、同社が管理するマンションの集会所で村の野菜や果物等の農産物を販売したのがきっかけ。住民からも好評で、他の物件でも定期的に実施され、交流が深まる中で、村の人口減少や空き家、農産物販路の問題などを聞き、同社のノウハウを生かして村の役に立ちたいとの思いが高まったという。
包括協定に基づく主な事業は、①明日香村を堪能する②明日香村を経験する③明日香村に居住する―の3つの基本プロジェクトで構成。具体的には、①では長谷工グループが管理するマンションの居住者向けに、明日香村の情報発信や農林商工産物の販売を行うとともに、明日香村の地域振興を目指す。②は居住者向けに、明日香村観光の提案及び農林観光体験メニューの提供を行い、交流促進を図る。③は明日香村における新たな居住空間を創出することで、将来的な定住につなげる。
村塚副社長は「農園付戸建住宅や木造マンションなど、村の風景とマッチするような開発を考えていきたい」と話している。
同社では今後も長谷工グループが管理するマンションの居住者向けサービスを向上させるべく様々な活動に取り組んでいくとともに、明日香村の地域振興と活性化に寄与するCSR活動としても同プロジェクトを推進していく。
※写真左から村塚副社長、森川村長、上田代表理事
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