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総合ニュース
2017/09/11
近畿整備局、PC建協が意見交換 完全週休2日工事の推進 インフラ長寿命化への対応も
近畿地方整備局とプレストレスト・コンクリート建設業協会は6日、大阪市中央区の大阪キャッスルホテルで意見交換会を開いた。協会は▽担い手確保の推進▽生産性向上の推進▽インフラ長寿命化への対応―について要望し、活発な意見交換が行われた。
冒頭、池田豊人近畿地方整備局長は「PCの発注は、ピーク時と比べると落ち込んでおり、今年は、昨年の倍程度の発注を予定している。今後も20年度までは概ね右肩上がりで増えていく予定になっている。皆さんの力を借りて品質の良いPCを建設してほしい。働き方改革において、建設業が全産業の中でも先頭に立って進めていけるように官民が一緒になって、進めていきたい」とあいさつした。続いて、菅野昇孝会長は「モノづくりや維持補修が我々の仕事であり、災害時の対応も非常に重要な役割と自覚している」と述べた。
意見交換会では、担い手確保の推進として、若手・女性技術者の活用を促進する入札制度として若手技術者の配置を参加要件としたWTO又は本官発注工事での試行を要望。整備局は「WTO案件は参加要件で絞ることができないので、総合評価の中でどう対応していくことがポイントとなる。若手技術者について、実績を求めず専任補助者の追加配置の方向で考えている」と説明した。また、女性技術者の活用について、「どのようにインセンティブをつけたらいいのか検討していきたい」と答えた。
完全週休2日モデル工事の推進を要望。16年度は29件の試行工事を実施した。18件が竣工し、そのうち完全週休2日の実施した工事は11件。「維持管理工事以外の全工事で実施している。インセンティブ型で行っている」と答えた。
生産性向上の推進として、プレキャスト技術採用の拡大を要望。整備局は「橋梁形式を選定する際は、経済的な優位性や景観などの評価項目がある。情報共有をして、より良いものをつくっていきたい」と答えた。
インフラ長寿命化への対応について、PC橋の維持保全事業での技術提案・交渉方式の試行工事の発注を要望。整備局は16年度に「国道2号淀川大橋床版取替他工事」で技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)を採用した。「17年度も技術的に難易度の高い案件で設計段階から施工に配慮した方式を採用していきたい」と説明した。
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