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総合ニュース
2017/06/09
ダイキン、マイクロ水力発電に参入 水道管に小型発電機設置
ダイキン工業は、子会社「DK-Power(ディーケーパワー)」を7日に設立し、マイクロ水力発電システムを用いた発電事業に参入する。マイクロ水力発電システムは、水道施設の水道管に接続することで、未利用であった水力エネルギーから電気を創り出す。DK-Powerでは、20年には売上げ50億円、年間発電量で一般家庭2万3300軒分に相当する8万4000メガ㍗時の発電を目指す。
マイクロ水力発電事業は、産学官との協創による新しい価値創造を目指して、15年に設立した同社の技術開発拠点「テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)」の研究テーマから初めての事業化となる。
開発したマイクロ水力発電システムは、モーター・インバーター技術で汎用ポンプを水車として利用可能とし、汎用ポンプ水車でも回転数を制御することで効率的な発電が可能となった。水車を専用設計にしないため、発電容量が100㌔㍗以下でも導入ができ、縦型ポンプ逆転水車を採用することで、設置面積が従来の横型タイプの半分以下となり、配水池手前の狭小な弁室にも設置が可能となった。設置面積が一般的なマイクロ水力発電システムの約2分の1で、導入コストも削減できる。今後、電力消費量の多い上水道施設や、水を多く消費する工場内の施設への導入を想定している。
DK-Powerは、発電システムの企画・設計、設置、運用・保守を行い、再エネ電力を売却する。
富山県砺波広域圏事務組合水道事業所や福島県相馬地方広域水道企業団、富山県砺波市、兵庫県神戸市に導入実績があり、神戸市では、より小さな水力エネルギーで発電が可能な超小型マイクロ水力発電システムの共同研究を実施している。
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