



気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2017/04/03
日建連関西支部、奥吉野発電所を見学 最大120・6万㌔ワット発電
日本建設業連合会関西支部電力委員会は3月29日、電力施設見学会を開いた。会員ら約30人が参加し、奈良県十津川村の関西電力の奥吉野発電所を見学した。
見学会の開催にあたり、田渕勝彦委員長は「稼働している施設を見ることは少ない。稼働している現場を見ることで、日常業務やスキルアップにつなげてほしい」とあいさつした。奥吉野発電所の村田保所長の案内で、地下100㍍にある地下発電所やポンプ水車、バイパス貯留堰、旭ダム(下部ダム)を見学した。
奥吉野発電所は、揚水式発電所。新宮川水系の瀬戸谷川に瀬戸ダム(上部ダム)と旭川に旭ダム(下部ダム)を設け、高低差最大530㍍を利用し、6台の発電機で最大120万6000㌔㍗の発電を行っている。瀬戸ダムはロックフィル式、旭ダムはドーム型アーチ式。
バイパス放流設備は、旭ダムの完成以来、出水時に貯水池へ流入する濁水の量が増加しダム貯水池に濁質が長期間滞留することが懸念され、バイパス水路トンネル(延長2350㍍)を設置した。貯水池上流端の右岸に取水設備(堰および呑口)、旭ダム下流の放流設備(吐口)を設置し、98年4月から運用している。出水時に上流から流れてくる濁水や流送土砂を貯水池に流入させることなく、トンネルで下流河川へ流すことで、濁水の改善や旭川の水質・河川環境保全につながっている。
また、11年9月の台風で被災した長殿発電所の復旧工事を視察した。4㍍嵩上げし、発電設備を地下に設置する。18年6月頃の完成を目指している。
一日分の建産速報(PDF)及びデータ配信サービス(エクセル)を送付いたします。 ご希望の方は下記【簡易サンプル希望】をクリック後、件名に簡易サンプル希望と入力いただき、ご希望の商品名(建産速報・データ配信サービス)、お名前、メールアドレス、電話番号(任意)を記載のうえ送信をお願いします。 【簡易サンプル希望】 |