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総合ニュース
2017/03/28
阪神高速、大和川線シールドトンネル工事 27日現場で貫通式を開催
阪神高速道路が整備を進めている阪神高速6号大和川線の大和川線シールドトンネル工事の貫通式が27日、堺市堺区の建設現場で行われた。
大和川線は、堺市堺区築港八幡町~松原市三宅中までの約9・7㌔。都心部の渋滞や沿道環境を改善する「新たな環状道路」の一部を形成し、阪神高速道路4号湾岸線から分岐し、14号松原線に連絡する。大阪府、堺市、阪神高速道路の3者が共同で整備している。
大和川線シールドトンネルは、堺市堺区遠里小野町4丁~北区常磐町1丁までの延長約2㌔。12年3月に遠里小野立坑から発進し、15年7月に常盤立坑に到達。15年12月に常盤立坑から発進し、17年2月に遠里小野立坑に到達した。掘進延長4082㍍。泥土圧式、外径12・47㍍。施工は鹿島・飛島建設JVが担当。大和川線シールドトンネルの貫通により、阪神高速道路の施行区間のトンネルが全通となった。今後、トンネル内の設備工事や舗装工事、上面整備を進める。19年度末の完成を目指す。
貫通式には、来賓や関係者など約120人が出席し、大和川線シールドトンネルの貫通を祝った。発注者を代表して、今木博久阪神高速道路建設・更新事業本部長は「この貫通により、施行するトンネルが全通した。今後は、トンネル内の施設、舗装、上面整備に取り組んでいく。一刻も早い大和川線の建設事業の完了を目指し努力していく」とあいさつした。続いて、トンネル貫通除幕では、中辻益治堺市建設局長、藤井康男阪神高速道路建設・更新事業本部建設・更新総括部長、廣瀬正經大和川線沿線連絡協議会副会長、内藤雅文鹿島関西支店技師長、井上和彦飛島建設執行役員大阪支店長がカウントダウンに合わせて貫通ボタンを押し、トンネル内の垂れ幕が除幕され、場内は拍手に包まれた。
田村恒一堺市副市長は「大和川線は大阪都市再生環状道路の一翼を担い、これからの関西経済にとり欠かすことのできない重要な路線である。市民生活の利便性の向上、観光の発展に大きく貢献するものと期待している」と祝辞を述べた。また、施工者を代表して、風間優鹿島常務執行役員関西支店副支店長は「南海高野線、JR阪和線、西除川等の重要な構造物の下を横断し、それぞれの安全を確保しながら工事を進めてきた。今後の工事も誠心誠意、努力して、無事、良き成果で仕上げ、皆さんに届けたい」と述べた。
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