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総合ニュース
2017/02/01
建設副産物対策近畿連絡協、近畿建設リサイクル表彰 会長賞3件、奨励賞5件
建設副産物対策近畿地方連絡協議会は1月30日、大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で16年度近畿建設リサイクル講演会を開いた。勝見武京都大学大学院教授が「自然由来の重金属等を含む発生土の対応について」をテーマに講演を行った。また、16年度近畿建設サイクル表彰授賞式を行い会長賞3件、奨励賞5件を表彰した。
冒頭、建設副産物対策近畿地方連絡協議会委員長の池田豊人近畿地方整備局長は「受賞した皆さんは各現場で工夫していただいている。近畿独自で表彰を行っており、受賞をきっかけに、リサイクルの取り組みを推進してほしい」とあいさつした。
講演で勝見教授は、土にはさまざまな側面あることから施工性、耐久性、利用環境における環境安全性(地盤環境リスク)、経済合理性などの観点を踏まえて「土の総合的マネジメントを考える必要がある。一定の管理をしながら土を活用する方向性への理解が深まることが大事である。その中で、リスクに対する理解や科学的なデータの蓄積と、そのためのシステム・仕組みの構築が必要である」と解説した。
近畿建設リサイクル表彰は、近畿地方において建設リサイクルの推進を積極的に取り組んでいる個人、団体、事業者を対象に表彰する制度で10年に創設した。16年度は「発生抑制・搬出抑制部門」、「再使用・再生利用部門」、「再資源化部門」の3部門で会長賞3件、奨励賞5件を選定し、受賞者に池田局長から表彰状が贈られた。近畿建設リサイクル表彰の受賞者と取り組みテーマは次の通り。
【会長賞】
▽井上工業穂谷川作業所=地盤改良工事での施工方法の工夫による建設副産物発生抑制及びコンクリート殻を袋詰玉石の中詰材として有効利用。
▽鴻池組大阪本店山陽自動車運送新神戸支店新築工事=設計施工工事における設計計画段階からの3Rへの取組み。
▽西松建設関西支店常翔梅田出張所学校法人常翔学園梅田キャンパス(仮称)新築工事=混合廃棄物ゼロへの挑戦~「?ボックス」の導入~。
【奨励賞(発生抑制・搬出抑制部門)】
▽大林組大阪本店新名神木津川橋工事事務所=橋梁工事での周辺環境に配慮した環境負荷物質・CO2・廃棄物の発生・排出削減。
▽鴻池組大阪本店北おおさか信用金庫正雀支店建替工事=近隣と近接する狭い敷地における3Rの取り組み方。
▽鴻池組大阪本店ローレルタワー南森町ル・サンク建設工事=建築現場から発生する各種廃棄物の発生抑制および排出削減、再利用の推進。
【奨励賞(再使用・再生利用部門)】
▽クスベ産業=地域資源を有効利用したリサイクル土吹付工法による法面の広葉樹林化。
【奨励賞(再資源化部門)】
▽昇和=がれき類、木くずの100%リサイクル。
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