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総合ニュース
2016/11/09
竹中工務店、イケフェス大阪2016で御堂ビルを特別公開
大阪市が中心となって企画・運営する本格的な建物公開イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」が5~6日に開催され、「大阪セレクション50」に選定されている、竹中工務店が本店を構える御堂ビル(大阪市中央区)も特別公開され、約1150人が来場した。
同フェスティバルでは、「生きた建築」をキーワードに選定された「大阪セレクション」50件を中心に、76件のビルを公開。
御堂ビル1階ホールでは、同社施工の梅田1丁目1番地計画、御堂ビル改修プロジェクト、御堂筋の街並みなどの模型やパネル展示、最新技術の紹介があった。
また「生きた建築~伝える心と技」をテーマに、鉋がけの実演・体験、箸づくり体験などが行われ、鉋がけ体験では、角材をカンナで薄く削る技が披露され、参加者らは職人さんたちにコツを教わりながら鉋がけにチャレンジしていた。
また箸づくり体験コーナーでは、ヒノキ材やサクラ材などから好きな素材を選び、角材から鉋で削ってオリジナルの箸を製作。大人も子供も楽しみながら挑戦していた。
ある参加者は「鉋を使うのは初めて。夢中になれて楽しいです」など感想を語っていた。
このほか、両日各3回実施した御堂ビル内ガイドツアーには約360人が参加し、1階ホール前で出発前に概要についてDVDを視聴したあと、7階の受付ロビーの吹抜け空間、床振動制御システムなど普段めったに入ることのできない建物の内部をレクチャー付きで見学した。
また6日には、1階いちょうホールで生きた建築ミュージアム大阪実行委員会主催によるオープンシティ・シンポジウム「まちを開く『一斉公開イベント』から都市の未来を考える」が開催された。
オープンハウスロンドンの創始者であるヴィクトリア・ソーントン氏が基調講演でオープンハウス25年の取り組みを紹介したほか、橋爪紳也大阪府大教授、倉方俊輔大阪市大准教授、芝川能一千島土地社長らが参加してのパネル討論が行われ、会場には230人の聴講者らが詰めかけ、熱心に聞き入っていた。
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