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総合ニュース
2016/10/20
西日本高速関西、床版取替工事を進める 大規模更新・維持修繕事業 中国道・安志橋など8橋
西日本高速道路関西支社は18日、高速道路リニューアルプロジェクト大規模更新・維持修繕事業の「中国自動車道(特定更新等)市川橋(上り線)他7橋床版取替工事」に含まれている安志橋(下り線)の建設現場を公開した。交通規制区間の一部を対面通行規制して老朽化により損傷したRC床版を撤去し、プレキャストPC床版の取替工事を実施している。
関西支社が管理する高速道路は、開通後約30年が経過した延長が約4割を占め、経年劣化が進んでいる。大規模更新・維持修繕事業を約15年かけて、橋梁の床版取替や桁の架替工事などを実施していく。
中国自動車道(特定更新等)市川橋(上り線)他7橋床版取替工事は、市川橋、福崎新高架橋、安志橋、須賀沢橋の各上下線8橋の床版取替工事を行う。工期は18年4月28日。施工はオリエンタル白石・日本ピーエスJVが担当。
中国自動車道福崎IC~山崎IC間に位置する安志橋(下り線)は、供用から41年が経過。橋長65㍍の鋼3径間連続非合成鈑桁橋。工事は、上り線の2車線のうち1車線を下り線に変更し、交通規制区間(延長7・4㌔)の一部を対面通行規制(延長2・1㌔)して、下り線に施工スペースを設けて行っている。老朽化により損傷したRC床版を撤去し、高耐久なプレキャストPC床版(1・8㍍×11㍍、重さ11・7㌧)32枚を設置する。
8月からプレキャストPC床版の製作を開始し、9月から交通規制を行い、10月15日から床版取替工事を進めている。18日は、13~16枚をプレキャストPC床版の設置を行った。壁高欄等の工事のあと、11月末から舗装工事を行う。
交通規制区間内では、現在、安志橋と須賀沢橋の下り線での工事を実施しており、12月15日の完了を目指している。17年度春から安志橋と須賀沢橋の上り線の床版取替工事を行う。