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総合ニュース
2016/09/07
大阪金物団地協組、金物団地組合会館が竣工 防災拠点としても活用
大阪金物団地協同組合(高橋由紀子理事長)は8月26日、震災の防災拠点となる組合会館の竣工お披露目会を東大阪市金物町の同会館で開催した。
お披露目会には野田義和東大阪市長をはじめ、組合役員や地元関係者ら約70名が出席し、新会館の完成を祝った。
大阪金物団地は88社が参加して1967年11月にわが国初の総合卸商業団地として誕生した。総面積は7万8458㎡に達し、組合会館は67年に建設され、団地の発展に大きな役割を担ってきた。しかし約50年を経過し、老朽化が進み、東南海地震や南海地震などの巨大地震に備えた耐震構造への必要性が高まった。耐震診断の結果、震度6で倒壊の恐れがあることが判明、建替えることが決まった。
そこで費用を最小限に抑えるため、本館は3か所に鉄骨ブレースで耐震補強を行い=写真左=、別館を建て替え=写真右=、震度7の地震に耐えられるようにした。防災拠点としても幅広く活用しようと、2月に別館の解体、本館の耐震補強・改修工事に着手、4月から新館の建設工事を開始し、7月29日に竣工した。設計は浅野建築設計事務所、施工を中川企画建設が担当。所在地は東大阪市金物町3―5。
本館の規模はS造2階建一部3階建延400㎡、別館はRC造2階建延300㎡。本館は1階が事務所、2階が大会議室、別館は1階が会議室、2階はフリースペースとなっている。事業費は約1億4千万円。
式典では、まず高橋理事長が「団地内には1500人が働いており、帰宅困難者の数は約200人。備蓄を行うなど、災害時の防災拠点としても活用していきたい。将来子育てをする女性を支援するために活用できるようフリースペースも設けた。皆様のご協力により立派な建物が完成し大変うれしい」と述べた。
また来賓として出席した野田東大阪市長は「役員や組合員の皆様の結束により団地の発展を予想させるすばらしい建物が竣工した。防災基地として、併せて福利施設の機能も備えられるということで、これからの企業発展の大きな要素の一つでもある。貴団地も本市も来年50周年を迎える。今後も益々のご発展をお祈りするとともに、皆様が安心して働けるようお手伝いをしていきたい」と祝辞を述べた。
続いて、設計者と施工者へ高橋理事長から感謝状と記念品が贈呈されたあと、懇親会が開かれた。
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