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総合ニュース
2016/05/06
阪高、16年度事業の取組 神戸線湊川付近 本格調査に着手
阪神高速道路の山澤倶和代表取締役社長は4月28日、16年度の取り組みなどについて説明した。大規模更新・修繕事業は、3号神戸線湊川付近(神戸市)の本格的調査に着手する。
大規模更新事業について、15年度から事業着手している15号堺線湊町付近に加えて、湊川付近の事業に着手し、本格的な詳細調査を行う。湊川は大型車交通から繰り返し受ける負荷によって床版が変形していることから、取り替える。
湊町付近は、地下街の直上に高速道路が位置し、荷重軽減のために鋼製基礎(フーチング)を採用しているが、地下水位上昇により腐食が進行しているため、コンクリート製の基礎に取り替える。昨年度実施した健全性に関する詳細調査をもとに、16年度は将来に向けての永続性と長期耐久性についての検討を進め、現場着手に向けて関係者等との調整を進める。
大規模修繕事業について、順次補強工事を実施していく。湾岸線を対象に、鋼繊維補強コンクリート(SFRC)舗装による補強を下半期から行う予定。さらに、コンクリート床版については、建設時期や損傷の発生状況などから調査の優先順位を設定し、レーダー探査やファイバースコープ等による内部ひび割れ調査等を順次実施する。同社では、大規模更新・修繕事業を進めていくうえで、「他の道路会社とあわせて、できるだけ全体の利用者に影響をあたえないように、工程的な調整を進めていきたい。また、フレッシュアップ工事での工法等を有効活用して、できるだけ工期短縮に努めていきたい」と考えている。
整備を進めている大和川線は、三宝ジャンクション~鉄砲出入口(仮称)間の約1・4㌔を16年度中の完成を予定。全線の供用は19年度の予定。
ミッシングリンクの解消に向けて期待される淀川左岸線延伸部(大阪市北区豊崎~門真市稗島間の延長約8・7㌔)は、15年10月に環境アセスの手続きが開始され、関係機関において都市計画に向けた手続きを進めている。大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄間の延長14・5㌔)は、4月に国の直轄事業として新規事業化された。大阪湾岸道路西伸部について、山澤社長は「国の直轄事業で始まっている。これに有料道路事業と組み合わせていくことが方針として言われているので、交通量の影響や持っている橋梁に関するノウハウを最大限いかせるように、関係機関と調整を進めていきたい」と話す。
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