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総合ニュース
2016/04/01
歴史街道推進協・竹中工務店ら、小中学生が大工道具の体験 法隆寺で歴史体験イベント
歴史街道推進協議会、竹中工務店、竹中大工道具館、斑鳩町は19日、「家族で体験 古代建築の謎を探る~法隆寺にみる堂宮大工の技と心」を、奈良県・斑鳩町の法隆寺で開催、小・中学生と保護者ら46名が参加した。
この特別企画は、次代を担う若者や子供たちに日本の歴史や文化への理解を深めてもらおうと11年から開催しているもの。
当日は、まず松川佳洋歴史街道推進協議会事業企画推進部長が「いにしえの人々がどのような技術で1400年前に法隆寺を建てたのか。実際に当時の道具体験と法隆寺の見学を通じて、次代を背負う子供たちに日本の歴史文化に関心を持っていただきたい」と挨拶。
続いて、法隆寺宮大工の故西岡常一棟梁の孫弟子である北村智則竹中大工道具館技能員による講話『古代の大工道具とものづくりの心』が行われた。
北村技能員は古代の大工道具やその使い方などを中心に話し、参加者らは熱心に耳を傾けていた。
このほか、北村技能員らの指導により、鉋や槍鉋、墨壺、鋸などの大工道具体験も行われ、子供も大人もコツを教わりながらチャレンジしていた。特に槍鉋や墨壺を見るのが初めての参加者も多く、使い方に興味津々の様子だった=写真。
このあと、五重塔や金堂、大宝蔵院など国宝が建ち並ぶ法隆寺境内を観光ボランティアの案内で見学、堂営大工の技と心を体感した。
参加者からは「北村さんのお話、大工道具体験とも非常におもしろかった」「大工道具をさわる貴重な体験ができた」「今回の見学で教わったことを生かし、また法隆寺に来たい」などの感想が寄せられた。
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