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総合ニュース
2016/03/22
西日本高速道路、新名神原萩谷トンネル(上り)貫通 16年度末の開通目指す
西日本高速道路関西支社が整備を進めている新名神高速道路の原萩谷トンネル上り線の貫通式が18日に行われた。
原萩谷トンネル上り線は延長3057㍍、幅員9㍍(2車線)。16年度末の開通を目指している新名神高速道路(高槻~神戸間40・5㌔)のトンネル(上下線計20本)では3番目に長いトンネルとなっている。NATMによる補助ベンチ付全面掘削工法で高槻市側(東工区)と茨木市側(西工区)から施工している。東工区を前田建設工業・鴻池組JV、西工区をフジタ・熊谷組JVが担当している。
東工区(延長1750㍍)は、14年4月から、西工区(延長1307㍍)は、14年7月から掘削を開始した。高槻市側では、民家が近接していることから、仮設の遮音壁やトンネル坑口部に防音扉を設置した。茨木市側では、トンネル掘削を開始する坑口付近が、特にルーズな地質だったため、トンネル上部の土が落ちないようにトンネル屋のように鋼管を打設する長尺鋼管ファアパイリング工法を採用した。下り線(延長3015㍍)は6月の貫通予定。午前10時から貫通式が行われ、来賓や関係者など約280人が出席。濱田剛史高槻市長、木本保平茨城市長などが貫通発破のボタンを押し、貫通が確認された。その後、関係者による貫通点通り初めを行い、無事貫通を喜び合った。トンネル内に「ワッショイ」の掛け声とともに樽御輿が入場した。
西日本高速道路関西支社の里深一浩建設事業部長は「新名神高速道路の高槻から神戸間は16年度末を開通目標としている。協力体制をより一層強固なものにして、1日も早い完成を目指し、着実かつ精力的に事業を推進していきたい」とあいさつした。濱田高槻市長の祝辞のあと、関係者による鏡開きが行われた。
施工者を代表して、前田建設工業関西支店の安西忠信副支店長は「貫通の日を迎えることができたのも皆さんの協力のおかげである。今後も、最後まで気を引き締めて、全力で完成させる所存である」、続いて、フジタの金子賜代表取締役専務建設本部長は「下り線の掘削などが続いていくが、安全管理・工程管理に留意しながら工事を進めていく。安心・安全の道創りに向けて、安全を最優先してしく」と謝辞を述べた。
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