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総合ニュース
2016/02/25
都市機構西日本、西長堀アパート再生 リフレッシュ工事完了 募集を開始
都市再生機構西日本支社は、大阪市西区の西長堀アパートの住宅リノベーション等のリフレッシュ工事が完了し、リノベーション住宅の募集を開始する。リノベーション住宅13戸と一般住宅11戸の24戸の募集を行う。
西長堀アパート(大阪市西区北堀江4―2―40)は、1958年当時では最先端の設備を備え、明るく近代的な関西初の公団高層住宅(地下1階地上11階建、258戸)として建設された。全長100㍍近くにもおよぶ長大な外壁には幅の狭いスリット窓が備え付けられている。「マンモスアパート」の愛称で呼ばれていた。
再生にあたり、歴史ある西長堀アパートをスクラップアンドビルドするのではなく、半世紀以上にわたり培われてきた歴史や先人たちの想いを伝承しつつ、現在の生活スタイルに対応した2タイプのリノベーションを行った。自分でアレンジする価値を見出してもらうため設備更新と洗練されたデザインコーディネートに加え、遊び心を沸き起こさせる仕掛けを用意した「STAY+(ステイタス)」。デザインされたシンプルな設備を設置しつつヴィンテージな部品を残した内装とした「VINTAGE SIMPLE(ヴィンテージシンプル)」。
20日には募集モデル住戸と建設当初の面影を多く残した再現住宅を公開した。また、1階エントランスに飾られてある吉原治良氏の壁画についてのトークイベントが行われた。