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総合ニュース
2015/11/11
竹中工務店、孔開き波形鋼板耐震壁を国内初適用 デザインと省エネ兼ねる
竹中工務店は、立命館大学大阪いばらきキャンパス学舎棟に孔開き波形鋼板耐震壁(WAVY―air)を国内初適用した。WAVY―airの適用により、建築デザインや省エネを兼ねた耐震壁設置が可能になる。
竹中式波形鋼板耐震壁工法(WAVY)の孔開き波形鋼板耐震壁は、12年1月に日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得した耐震壁工法で、WAVY―airでは孔径9㍉、11㍉の孔を開口率約30~50%、遮光性・通風性を確保し、そのまま仕上げ材とすることが可能になる。
WAVY―airでは、仕上げ材とすることが可能なため、メインファサードのような建物外部側に配置することができる。立命館大学大阪いばらきキャンパス学舎棟東面の外装には、ガラスサッシ、断念障子、WAVY―airの3層複合構成となっており、季節の気候に応じた温熱環境を調節できる。WAVY―airを用いた日射コントロールシステムにより、メインファサードのデザインと省エネと融合する構造計画を開発した。熱負荷への効果としてガラス単板比44%削減、複層ガラス比17%削減、年間CO2排出量を約770㌧削減することに成功した。
立命館大学大阪いばらきキャンパス学舎棟の規模は、S造9階建塔屋1階延6万2033平方㍍(建築面積1万3460平方㍍)。建物高さ39・5㍍。設計・監理は竹中工務店、基本設計は山下設計、施工は竹中工務店。15年3月に竣工。
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