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総合ニュース
2015/10/14
ガンバ大阪新スタジアム竣工 竣工イベント開く
ガンバ大阪の本拠地となる市立吹田サッカースタジアムが完成し、10日に竣工式を行った。
市立吹田サッカースタジアム(大阪府吹田市千里万博公園)は、球技場と駐車場として利用されていた敷地9万0065・33平方㍍に建設した。規模はRC・PC・S造6階建延6万3908・71平方㍍(建築面積2万4695・51平方㍍)。建物高さ40・33㍍。収容人数は4万人。13年12月に着工。コンストラクションマネジメントは安井建築設計事務所、設計・施工は竹中工務店が担当。
国際サッカー連盟(FIFA)基準に基づくサッカースタジアムは、ピッチと観客席との距離が最短で7㍍で、4万席の観客席全面に屋根を設置。縦・横・斜めの3方向の梁を組み合わせた日本初の屋根架構システムを採用した。大幅に柱間を縮小し、鉄骨量を削減したほか、観客席と屋根の間に免震装置を設け、鉄骨屋根をさらに軽量化した。スタジアムピッチ用照明はLEDを使用し、雨水や太陽光発電等を活用する。
寄付金と助成金等でスタジアムを建設した。スタジアム建設募金団体が事業主として建設を行い、完成後に吹田市に寄付し、ガンバ大阪が指定管理者となり、管理運営を行う。
午前10時から、神事が行われ、関係者や来賓などが出席し、竣工を祝った。金森喜久男スタジアム建設募金団体代表理事、川淵三郎スタジアム建設募金団体理事、佐野吉彦安井建築設計事務所代表取締役社長、竹中統一竹中工務店取締役会長などが玉串奉奠を行った。
続いて、竣工披露式を行い、金森代表理事は「関西にスポーツを通して、活力と明るさをもたらそうとの合い言葉で、140億8500万円という寄付金が集まった。工法の研究やコストダウンを図っていただき、素晴らしいスタジアムを造っていただいた。皆様のご支援をいいただき、心から御礼を申し上げる」とあいさつした。金森代表理事から佐野社長と竹中会長に感謝状が贈呈された。佐野社長は「プロジェクトは大阪の民間の活力や熱い思いの中で、皆さんと知恵を培うことができた」、竹中会長は「多くの皆さんの熱い想いを一身に受けて設計・施工を行ってきた。ピッチと観客席が近く臨場感を味わっていただけるスタジアムが完成した。着工以来、安全や品質第一に取り組んできた。スタジアムが50年先には日本を代表する、また、世界を代表するスタジアムになるよう大きく発展することを心から祈念する」と謝辞を述べた。
午後からは、寄付者約4400人が参加して竣工イベントを行い、「祝 竣工」と文字をつくり、スタジアムの竣工を祝った。
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