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2026/11/06
宝塚市、新病院整備で基本計画書策定 設計施工分離方式を採用
宝塚市は、宝塚市新病院整備について、基本計画書「基本部分」(案)のパブリック・コメントを実施し、このほど基本計画書を策定した。新病院は病床数310床程度、整備手法については設計施工分離方式を採用、概算事業費は約401億円で、27~28年度に基本・実施設計、29年度から建設工事に着手し、32年度の開院をめざす。
現在の宝塚市立病院は、所在地が同市小浜4―5―1、診療科31科、病床数436床。24年3月に宝塚市立病院経営強化プランを策定し、同プランの策定に合わせ築39年が経過する市立病院の建物老朽化と経営強化への対応について、新病院の整備を行う。
宝塚市新病院整備基本計画書は、新病院整備に関する基本的な考え方や方向性を示すもので、新病院が担うべき診療機能や整備規模、スケジュール、収支計画などを示す「基本部分」と、部門別の整備方針などの個別事項を示す「個別部分」に分けて構成。「基本部分」は、事業全体の骨子を示す部分であることからパブリック・コメントを行い、その内容を踏まえつつ「基本部分」の必要な見直し及び「個別部分」の策定を行う。
新病院の基本的なあり方は、▽信頼される急性期病院=救急医療の充実、がん診療などの専門性強化。災害や新興感染症流行など非常時の体制を整備。最新技術を活用した安心安全な医療提供▽地域医療を支える病院=地域の医療機関などとの連携強化による地域完結型医療の提供を目指し、地域包括ケアシステムの更なる進展に貢献▽持続的な医療提供が可能な病院=全室個室による病室整備(療養環境充実・運営効率化)。患者や家族にやさしく、職員が働きやすい環境づくり。医療従事者への教育研修の充実、人員確保。新病院が担う病床機能は、急性期機能及び高度急性期機能。
病床数は310床程度、想定入院患者数約288人/日、想定外来患者数約830人/日。新病院の診療科目は現在の病院機能を維持する方向性とし、内科、外科、整形外科、小児科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、リハビリテーション科など合計30診療科。新病院で強化する診療機能は▽がん治療=質の向上や症例数確保、人材確保・育成に向けた、ロボット手術やIVR治療などの実施体制の整備▽手術機能=麻酔科医や特定行為看護師など人材の充実、高齢者の整形外科領域の需要増に対応▽リハビリ機能=早期の急性期リハビリにより健康維持・回復・早期退院を支援するとともに、病院内にリハビリ環境を整備▽最新技術の活用=AIやICTなどの活用を通じた業務効率化や医療の質向上・医療安全の推進。
整備予定地は小浜4―5―1の現第1駐車場敷地。新病院棟の延床面積約3万3000㎡(地下免震振層約4400㎡含む)で、築年数の浅い放射線治療棟(がんセンター)は新病院開院後も継続利用し、外来棟については改修利用を前提として、管理・医局部門を配置し、新病院棟の延床面積の縮減を図る。また、現第1駐車場の隣に位置し、老朽化の課題を有する健康センターを新病院棟の建設工事着工までに除却し、同敷地を新病院棟の建設工事ヤードとして活用することができれば、施工効率の向上や建築コストの縮減、建設会社の受注意欲向上が見込まれる。さらには、新病院完成後に病院駐車場として活用することで病院利用者の利便性が高まるなど、整備計画の自由度が増すため、実現に向けた検討を進める。既存棟の利活用では、官民連携事業により公共施設の統合や回復期病院の誘致を検討する。
新病院の整備手法については、BTO方式と設計施工分離方式、基本設計DB方式、実施設計DB方式等を多面的に比較検討した結果、設計施工分離方式が最も優位性が高い結果となり、本事業は設計施工分離方式を採用する。
概算事業費は約401億円で、内訳は建築工事費約317億円、施設監理費約20億円。医療機器整備費約46億円、改修工事費約18億円。
スケジュールは、27~28年度に基本・実施設計、29年度から建設工事に着手し、32年度の開院をめざす。

