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2026/11/04
香芝市、複合施設整備基本計画 概算事業費は約160億円見込み
香芝市は、香芝市複合施設整備基本計画を策定した。香芝市役所南側駐車場にホール機能を核に図書、学習、交流等の機能を一体化した複合施設を整備する。複合施設は4階建延床面積約1万4500㎡を想定する。
建設予定地は香芝市役所、総合体育館、既存文化施設等が集積するエリアに位置する香芝市役所南側駐車場を中心(香芝市本町1397の敷地面積約7700㎡)とする。
旧香芝市モナミホール、香芝市中央公民館及び香芝市ふたかみ文化センター(市民図書館、二上山博物館を含む)が担ってきた機能を基本として、音楽ホール、図書館、博物館、貸室、多目的スペース及び共用部を整備する。さらに、施設の利便性や魅力の向上を図るため、キッズスペースや商業施設誘致スペースなどの付加的な機能も導入する。基本構想段階では、延床面積約1万4500㎡を想定していたが、ホールに求められる必要面積に対して、バックヤードや舞台関連諸室の面積が十分とはいえない点が課題となっていた。このため計画では、延床面積約1万4500㎡という全体規模は維持しつつ、ホールを中心に面積配分の見直しを行い、各機能の規模や構成を再整理している。音楽ホールは5000㎡、図書館は3200㎡、貸室は1500㎡、多目的スペースは500㎡、博物館は1500㎡、共用部は1800㎡、キッズルームは500㎡、商業施設誘致スペースは500㎡。複合施設は4階建延床面積約1万4500㎡と想定。1階に商業誘致、キッズルーム、2階に多目的スペース、ホワイエ、3階に博物館、ホワイエ、4階に貸室、1階から3階に音楽ホール、1階から4階に図書館を配置する。
音楽ホール機能は、広域的な施設相互利用の状況、音楽ホールの維持管理コスト等を踏まえ、約1000人を収容できるホールを整備する。図書館機能は子どもから高齢者まで、誰もが利用しやすい図書館を目指し、他機能との連携や施設全体の統一感に配慮した整備を行う。図書館のほかに博物館周辺やホワイエにも関連する図書を配架することで、市民の文化活動や交流の活性化につなげる。
博物館機能は二上山博物館が担ってきた役割を継承しつつ、複合施設としての機能の連携を生かし、地域の歴史文化の保存、継承と学びの充実を図るものとして再編する。キッズルーム機能は天候に左右されず日常的に利用できるキッズルームを整備する。共用部に閲覧、学習、展示等と親和性の高い「図書のにじみ出し」を組み込み、施設全体が本に囲まれ、一体感が感じられる空間を目指す。駐車場機能は最大約600台規模の駐車場需要を想定し、必要台数を今後の設計段階で精査する。
概算事業費は基本構想では80億円ないし110億円程度と見込んでいたが、建設費高騰やホール機能拡充により、約160億円となる見込み。今後は設計段階で仕様や工程を精査し、事業費の適正化を図る。今後の設計段階において事業条件や整備内容の具体化を踏まえ、最適な事業手法を決定する。
複合施設の建設に当たっては、設計とは別に用地取得が必要があるほか、香芝市総合体育館南側の立体駐車場及び香芝市役所北側の来庁者及び公用車駐車場については、複合施設建設より先行して整備する必要がある。整備については、財政的な諸課題が解決される見通しが立てば実施していくべき事業であると位置付けている。そのため、国や奈良県に対し、財政支援の枠組みの拡充を要望していきながら、事業着手の時期を見定めていく方針。

