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総合ニュース
2015/08/27
近畿整備局・橋建協意見交換 橋梁保全、鋼橋上部で発注を 適切な総合評価方式の運用も
近畿地方整備局と日本橋梁建設協会は25日、大阪市中央区のKKRホテル大阪で意見交換会を開いた。協会は鋼橋工事の円滑な遂行、橋梁保全事業の環境整備、担い手の確保・育成について、活発な意見交換が行われた。
冒頭、山田邦博近畿地方整備局長は「防災・減災やメンテナンスは計画的にしていかないといけない。今日は、貴重な意見交換である。一緒にがんばっていきたい」とあいさつした。続いて、石井孝会長は「厳しい環境が続いているが、協会も少しでも明るい方向で向かうことを期待したい」と述べた。
意見交換では、鋼橋工事の円滑な遂行について、適切な総合評価落札方式の運用を要望。整備局は、「新たな取り組みとして、技術向上提案付加型において、1提案1技術の運用を始めた。他の総合評価落札方式についても、運用を検討していきたい」と答えた。設計段階から現場変化に対応し、実態に見合った設計変更契約の実施を要望。整備局は、「設計変更ガイドラインが7月に改訂された。ガイドラインにそって、取り組んでいきたい」と答えた。適切な工期設定や設計変更の実施、施工体制確認方式の採用等について自治体への指導を要望。整備局は、「国や地方公共団体等で構成する発注者協議会を設置している。発注者間の連絡調整や施策の推進を図っている」と説明した。
橋梁保全事業の環境整備について、保全工事の品質確保のため、難易度の高い工種は鋼橋上部での発注を要望。整備局は、「補修工事については、維持修繕の工事が多い」と答えた。
担い手の確保・育成について、若手、女性技術者活用のための環境整備を要望。整備局は、「施工能力評価型における一般土木工事、アスファルト舗装工事、維持補修工事で若手チャレンジ評価型を試行している。鋼橋上部工事は導入に向けて検討していきたい」と答えた。
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