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総合ニュース
2015/07/08
竹中工務店、通天閣の免震改修が竣工 華麗な天井画も復刻
竹中工務店の設計施工で免震改修工事、天井画復刻工事が進められてきた通天閣(大阪市浪速区)で工事が完了し、3日、完成を祝う点灯式が執り行われた。
通天閣はこれまでの100年と同様に今後の100年も大阪とともに繁栄し続けることを願い、登録有形文化財のタワーの上部外観を変えずに、大地震でも倒壊しない中間層免震改修を昨年10月から実施。塔を支える4本の柱に対しコンクリートと高さ1mの巨大鉄骨梁で補強し、地上10mの4本の基壇部に地震の揺れを吸収する免震ゴムを組み入れた。
あわせて初代通天閣のエントランスに描かれた天井画がクラブコスメチックスの寄贈により復刻された。天井画は縦横が17mの八角形で、花園に遊ぶクジャクと四季の花が描かれている。
点灯式は、西上雅章通天閣観光社長、振動計測を行った宮本裕司大阪大学大学院教授、クラブコスメチックスの中山ユカリ社長、門川清行竹中工務店副会長らが参加してエントランス吹き抜け大空間で行われた。
大神神社祭主による清祓いのあと、西山社長、門川副会長、中山社長らによって点灯ボタンが押され、華やかな天井画がライトアップされた。
西山社長は「無機質だった天井に立派な天井画が復刻し、通天閣の新たな名所として皆様に愛され続けることを願っている」と挨拶した。
また門川副会長は「展望タワーでは世界でも類を見ない免震改修工事を、一度も休業することなく、無災害で引き渡しができて大変うれしい。この天井画によって通天閣の魅力も一層高まるだろう」と述べた。
初代通天閣は第二次世界大戦で焼失。現通天閣は2代目で、56年に建てられた。設計は内藤多仲、竹中工務店。規模はSRC造・S造延3063㎡。
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