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総合ニュース
2015/06/22
松崎公一鹿島建設常務執行役員兼関西支店長就任インタビュー
鹿島建設常務執行役員兼関西支店長
松崎 公一(まつざき こういち)氏
社員一人一人が100㌫の力を出し切る環境を作り、その力を発揮する場所を提供する。全員一丸となり一つの事業を達成することを目指し、この4月から関西支店長に就任した。
「中期経営計画3ヶ年が4月にスタートし、会社の経営計画に則った支店作りが自分の使命。また前支店長が積上げたことをしっかり受け継ぎ、より堅固な支店にしていきたい」と抱負を語る。
運営にあたり「積水ハウスの和田勇代表取締役会長の著書の中に『お客様本意の仕事をする』『協力会社は運命共同体である』とうい2つの言葉があり、また京セラ創業者の稲盛和夫氏の『仏教悟りに達するための六波羅蜜』という仏教用語にある六つの言葉に非常に感銘を受けた。これを自分の信条として支店経営を進めていきたい」とし、「まず支店をしっかりと堅固な組織とする。その上で地元関西のお客を大切にしながらお付き合いしていきたい」と方針を述べた。
関西圏は土木事業が伸び悩んでいるように思われますが「関西の土木インフラは道路、鉄道が主な事業になりますが、徐々に整備が進んでおり、引き続きこれらに取り組んでいく。今後は道路や橋梁、ダムなど老朽化インフラのリニューアルや南海トラフ地震に備えた防災整備も予想され、これらについても全社的な視野から目標を定めてしっかり取り組んでいきたい」と話した。
今後の人材確保・育成について「協力会社と一緒になって体制を整えることが必要。建設業をとりまく状況が刻々変化していくなかで、技術の伝承と次世代を担う若手社員の早期育成に努め、技術者らしく技術でもって仕事に対処できるようにしたい」と考えている。
【略歴】76年3月早稲田大学理工学部建築学科科卒業、同年4月鹿島建設入社、11年4月鹿島建設執行役員兼九州支店長、14年4月鹿島建設常務執行役員兼九州支店長を経て現職。趣味は海釣り、B級グルメ巡り。神奈川県出身、62歳。