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総合ニュース
2015/05/26
竹中工務店、天井画が復刻 通天閣免震改修が完了
竹中工務店は、通天閣(大阪市浪速区)の免震改修工事と初代通天閣の天井画復刻工事を完了した。
1912年に建設された初代通天閣は第二次世界大戦で焼失し、現通天閣は2代目で、56年に建てられた。展望タワーでは世界でも類を見ない免震改修工事を竹中工務店の設計・施工で昨年10月に着工。
初代通天閣のエントランスには、中山太陽堂(現・クラブコスメチックス)の天井画があった。竹中工務店は、同社工場の設計施工を手掛けるなど大正・昭和初期に建築を通じて深い関係があったことから、今回の未来に向けた改修プロジェクトと100年昔の建設当時の記憶とを結ぶべく、クラブコスメチックスに天井画復刻を依頼した。
復刻した天井画は八角形で縦横とも最長部が17m。原画は初代通天閣のエントランスに描かれた版画家・織田一磨氏の草稿をもとに新進の日本画家・沖谷晃司氏が作成。「花園に遊ぶクジャク図」と題し、2羽のクジャクと四季の花が描かれている。原画をもとにフィルムに加工し、50枚余を張りつけた。
この日、最後の一枚が西上雅章通天閣観光社長らによって張り付けられ、天井画が完成した。
西上社長は「天井画を復刻したいという長年の夢が実現できて大変うれしい」と話していた。
今後、7月3日のグランドオープンに向けて仮設大ステージの解体撤去工事を行う。
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